情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

「ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)」第80号掲載

 2019年4月3日(水)に配信したメールマガジン「ビジネス・アーカイブズ通信」第80号を情報資源センターのウェブサイトに掲載しました(2019.04.10)。

■文献情報:ビジネス・アーカイブズ論文集 8
◎『インターナショナル・ビジネス・アーカイブズ・ハンドブック:企業の歴史文書を理解し管理する』初版(2017年)
☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆

 次回の配信は2019年5月上旬を予定しております。新規に配信を希望される方は下記ページよりお申し込み下さい。

渋沢研究会 第235回例会「第I部「一般読者のための渋沢ガイド」執筆概要報告」 (2019年4月20日開催)

 第235回渋沢研究会が開催されます。今回は、渋沢研究会30周年記念として出版が計画されている『はじめての渋沢栄一 : 探究の道しるべ』(仮)の第I部がテーマとなります。

第235回 渋沢研究会
 テーマ : 第I部「一般読者のための渋沢ガイド」執筆概要報告
 報告者 : 島田昌和氏(文京学院大学)、中村宗悦氏(大東文化大学)、
      鮫島員義氏(新ハイキング社)、松浦利隆氏(群馬県立女子大学)、
      大島久幸氏(高千穂大学)
 開催日時 : 2019年4月20日(土曜日) 16時00分より
 開催場所 : 文京学院大学本郷キャンパスB館8階811会議室 (Googleマップ

連絡先など、くわしくは上記リンク先をご覧下さい。
 

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その1)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、9日から10日朝にかけての報道の中から、渋沢栄一に関する主なものをまとめました。

発表前の報道

財務省による発表

渋沢栄一記念財団関連

人物紹介

栄一関連会社・団体

ゆかりの地

栄一関連文献

  • 『万葉集』に続いて特需再来か!? 新1万円札の渋沢栄一、代表作『論語と算盤』緊急重版決定
    〔株式会社KADOKAWAのプレスリリース - 2019年4月9日〕
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005727.000007006.html
  • 新1万円札は渋沢栄一と東京駅! 縁の深い丸の内の書店の反応は
    〔ダ・ヴィンチニュース - 2019年4月9日〕
    https://ddnavi.com/news/530886/a/
  • 東京大学法学部附属明治新聞雑誌文庫さんのツイート: "新しい一万円札の肖像は #渋沢栄一 氏となるというニュースが朝から話題となっていました!明治新聞雑誌文庫資料にも 明治から昭和にかけて活躍された渋沢氏の多数の記事や論題が載っています。「日本十傑肖像」では商法家として #渋沢栄一 氏が選ばれています。 #新紙幣 https://t.co/E0Ih1h4lAQhttps://t.co/5UvP8gVQ03"
    〔Twitter - 2019年4月9日〕
    https://twitter.com/UTokyo_LMeiji/status/1115523149808844800
  • 『論語』がトリセツ? 渋沢栄一が語るお金の美学とは 新1万円男の最強ビジネス古典『論語と算盤』が人生を変える!
    〔JBpress(日本ビジネスプレス) - 2019年4月10日〕
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56053

反響など

渋沢栄一と平九郎 第4回 「渋沢平九郎 参考文献リスト」(その2 書籍-2)

 渋沢史料館では渋沢平九郎没後150年に合わせ、収蔵品展「渋沢平九郎 ―幕末維新、二十歳の決断―」を開催しました。展示は終了してしまいましたが、情報資源センターでは引き継き平九郎に関する情報を紹介します。

渋沢平九郎を知る上で助けとなる参考文献を、書籍と雑誌記事に分けて紹介します。今回は書籍の第二弾です。

  • その1 書籍-1
    (イ)『渋沢栄一伝記資料』、(ロ)伝記類(渋沢栄一、尾高惇忠の伝記)
  • その2 書籍-2
    (ハ)関係書、(ニ)振武軍・飯能戦争、(ホ)小説等
  • その3 雑誌記事 ※後日紹介予定

実際に書籍・雑誌をご覧になりたい場合は、以下のサイト等で所蔵機関を調べることができます。


その2 書籍-2

(ハ) 関係書

No 書名 編著者 発行所 発行年月
1 はゝその落葉 穂積歌子 [竜門社] [1900.02] 10丁ウ-11丁ウ/渋沢栄一の娘・歌子による母千代子の追悼文/のち、口語体訳改訂版『はゝその落葉』(1930)刊、p15-17
2 渋沢平九郎追懐碑 渋沢栄一 編 [渋沢栄一] 1918.05 1918年渋沢平九郎追懐碑建立除幕式の際参会者に配布した記念小冊子/所蔵:九州大学(萩野文庫/シ/266
3 埼玉県人物誌 加藤三吾 岩波書店 1921.10 p.274「尾高長七郎。同平九郎」/栄一が依嘱し、埼玉学生誘掖会より発行された人物誌
4 渋沢父子事蹟 山口律雄 編著 渋沢父子遺徳顕彰会 1973.12 p.124-127「振武軍の碑」「渋沢平九郎弔魂碑」「渋沢平九郎埋首之碑」
5 渋沢栄一碑文集 山口律雄, 清水惣之助 共編 博字堂 1988.11 p.87-97「渋沢平九郎弔魂碑」
6 穂積歌子日記 : 明治一法学者の周辺 1890-1906 穂積歌子 [著] ; 穂積重行 編 みすず書房 1989.12 p.46-47「明治23年7月9日」の条/歌子による平九郎追善の逸話、歌子の孫・穂積重行による平九郎の解説
7 埼玉人物事典 埼玉県教育委員会 編 埼玉県 1998.02 「渋沢平九郎」の項
8 幕末維新埼玉人物列伝 小高旭之 さきたま出版会 2008.07 p.166-173「21 渋沢平九郎 : 黒岩村で自決した振武軍の若き軍目付」

(ニ) 振武軍・飯能戦争

No 書名 編著者 発行所 発行年月
1 飯能郷土史 飯能第一国民学校 編 飯能第一国民学校 1944.01 p.209-217「第13節 飯能戦争」
2 飯能市史. 資料編 1 : 文化財 飯能市史編集委員会 編 飯能市 1976.03 p.24, 110-115「振武軍廻文」
3 飯能戦争 : はんのう文庫 ; 4 新井清寿 編著 飯能郷土史研究会 1988.03 p.32, p.40-54等
4 幕末武州の青年群像 岩上進 さきたま出版会 1991.03 p.327-352「振武軍と武州の青年たち」
5 越生の歴史. 3 : 近代 越生町教育委員会 編 越生町 2000.03 p.209-221「第2章近代 / 第1節 飯能戦争と渋沢平九郎」
6 飯能炎上 : 明治維新・激動の六日間 : 特別展飯能戦争 飯能市郷土館 2011.10 飯能市郷土館展覧会図録/会期: 2011年10月16日-12月11日
7 飯能戦争関係史料集 飯能市郷土館 2012.03  

(ホ) 小説等(渋沢平九郎をモデルにした人物が登場)

No 書名 編著者 発行所 発行年月
1 渋柿叢書 塚原 渋柿 博文館 1909.12 平九郎をモデルにした榛沢平九郎が主役の短編「振武軍」を収載
2 飯能戦争 平山 蘆江 新正堂 1943.01 振武軍をテーマにした表題作「飯能戦争」を収載
3 雄気堂々. 上/下 城山 三郎 新潮社 1972.08 初出タイトル「寒灯」(『毎日新聞』朝刊1971年1~12月連載)/新潮文庫版あり/『城山三郎全集』第5巻、『日本歴史文学館』32巻にも収載
4 飯能戦争に散った青春像 : 郷土の志士渋沢平九郎 宮崎 三代治 まつやま書房 1983.07  
5 彰義隊落華 : 渋沢平九郎の青春 渋沢 華子 国書刊行会 1986.10  
6 我餓狼と化す 東郷 隆 実業之日本社 2006.07 平九郎が主役の短編「血痕」を収載/実業之日本社文庫版あり

関連情報

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更新履歴

2020.07.28:誤記を修正

「ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)」第80号配信

 メールマガジン「ビジネス・アーカイブズ通信」第80号を2019年4月3日(水)に配信いたしました。

■文献情報:ビジネス・アーカイブズ論文集 8
◎『インターナショナル・ビジネス・アーカイブズ・ハンドブック』2017年
☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆

 メールマガジンは、近日中にバックナンバーとしてウェブに掲載する予定です。

『青淵』第841号(2019.04)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第841号(2019.04)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 【渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
    • 篤二の新婚に寄花祝といふことを   栄一
      立ちならぶ木々のみどりを力にて
         わか木の花は咲きそめにけり   (明治三七年)
    • 渡米実業団一周年記念会 名古屋にて(明治43年4月9日) (『渋沢栄一伝記資料』別巻10より)[写真]
    • 『渋沢栄一訓言集』より
      ○ 一本の手紙を書くに当たりても、筆を執り、紙に対している間は、精神をその事に集注し、他事は一切念頭に置かぬがよい。
      ○ いかに忙しき時とても、仕事を考えながら人と談話し、談話しながら事務上に心を配るなどは、過誤を招く所以(ゆえん)である。
      ○ 人に接し事を処するには、後に至りみずから省みて、心中一点のやましきところなく、精神上に愉快を感ずるほどでなければならない。
      ○ 事務激しければ激しきほど、心を落着けて、決して急ぐべからず。これ渾身(こんしん)の力をその事に傾注する道である。
  • 【随想】 Gone with the money(カネと共に去りぬ) / 岡野徹 …… p.4-6
  • 揺れるボランティアの原点 : 〈自由・正義・博愛〉はどこへ / 竹見智恵子 …… p.34-36
  • わがまちの渋沢栄一. 第2回 : 栄一手植えの楠(くすのき)~千葉県・旭市 …… p.40
  • 渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図〔108〕新聞 …… p.41
  • 雑誌・書籍に見る渋沢栄一. 『蚕糸の光』より 「経済談「余計の費用を省け」」 …… p.42-43
  • 【渋沢財団 史料館だより】 No.428 二〇一九年度の渋沢史料館事業 …… p.46-47
  • 【史料館の窓】 渋沢栄一と時代の変化 …… p.48
  • 『渋沢栄一を知る事典』 この1冊で“渋沢栄一”の全てがわかる!財団による解説書。 …… 裏表紙