情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『青淵』第845号(2019.08)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第845号(2019.08)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 渋沢史料館休館のお知らせ …… 表紙裏
  • 【渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
    • 『渋沢栄一訓言集』より
      ○ 国民みな公徳を重んじ、実業を営むにも、その心をもってすれば、すなわち商業道徳は自然に行われて、随って国家の品位もまた高まるのである。
      ○ 国家的競争が日に激甚を加うる現代においては、特に国民の協同一致を要する。人は孤立して存在する能わずと言うは、換言すれば協同が必要であるという意味である。
      ○ 協同の精神が少ないということは、一方からいえば、公徳心が乏しいということである。
      ○ 道を修め徳を積むは、すなわち人たる天分にもっとも忠実なるものである。この道理によりて、百般の事物が処理されて、はじめて社会の安寧秩序が保たれ、かつその改良進歩が期待されるのである。
  • 【随想】 おむすびの味 / 原野和夫 …… p.3-5
  • 渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図〔112〕修養団体 …… p.19
  • 雑誌・書籍に見る渋沢栄一. 『太陽』より「余はいかにして長寿を保てるや 「余の今日迄の健康法」」 …… p.42-43
  • 【渋沢財団 情報資源センターだより】 No.431 新連載 「わがまちの渋沢栄一」をはじめました …… p.47-46
  • 【史料館の窓】 秘書の見た渋沢栄一 …… p.48
  • 第18回渋沢栄一賞 募集 …… 裏表紙

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その19)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。(その1その2その3その4その5その6その7その8その9その10その11その12その13その14その15その16その17その18

人物紹介

栄一関連会社・団体

ゆかりの地

反響など

晩香盧・青淵文庫/論語と算盤

【終了しました】「渋沢社史データベース」メンテナンスのお知らせ(2019年7月26日(金) 14:00~15:00)

 「渋沢社史データベース」は下記日時の間、システムメンテナンスのため、一時的にご利用いただけません。
 ご不便をおかけしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その18)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。(その1その2その3その4その5その6その7その8その9その10その11その12その13その14その15その16その17

渋沢栄一記念財団関連

栄一関連会社・団体

ゆかりの地

栄一関連文献

反響など

「日本流サスティナビリティの知恵」/中外物価新報局/論語と算盤

『大成建設社史』 【大成建設, 1963】

会社名/沿革

  • 大成建設株式会社 [Taisei Kensetsu Kabushiki Gaisha]
    [Taisei Corporation]

 1873(明治6)年、大倉喜八郎により大倉組商会として創立。1887年(明治20)年、土木業務を分離し、日本初の法人建設企業である日本土木会社を設立したが、1893(明治26)年に解散。同年同社事業を継承し、大倉土木組として再出発する。1911(明治44)年、(名)大倉組の商業・鉱業部門と合併し、(株)大倉組の土木部となる。1917(大正6)年、同社の改組に伴い、土木部を再び分離し、株式会社大倉土木組となる。1920(大正9)年に日本土木株式会社に改称。さらに1924(大正13)年、大倉土木株式会社に改称した。1946(昭和21)年、大成建設株式会社へ名称変更。「大成」の二字は、大倉喜八郎の戒名「大成院」にちなんでいる。

社史メモ

 大成建設株式会社時代だけでなく、大倉組商会創業から本社史刊行までの約90年間を網羅した通史。序章含め全14章からなり、会社の名称変遷に合わせて章分けされている。受注した主要な工事・建設事業を取り上げているほか、創業者の大倉喜八郎個人の生涯と事績についても記述。編纂にあたり史料が不足した年代については、当時の関係者から集めた回想記によって補っている。

栄一メモ

 1877(明治10)年、大倉喜八郎に出会った栄一は、その後協力して日本経済の振興に携わった。栄一は日本土木会社の発起人総代、創立委員長になったほか、大倉らとともに東京商法会議所(現・東京商工会議所)、大阪紡績会社(現・東洋紡)など多くの会社に関わる。また、大倉商業学校(現・東京経済大学)など社会事業においても協力関係を築いた。

  • 渋沢栄一と相識る[写真](p49-50)
  • 東京商法会議所を設立(p53-54)
  • 釜山に銀行を置く(p54-55)
  • 大阪紡績会社の創立(p58)
  • 東京瓦斯会社を創立(p63)
  • わが国初の法人建設企業(p67-68)
  • 巨大な規模と多彩な陣容(p68-69)
  • 帝国ホテルの創立と建設(p80-81)
  • 三重紡績工場(p85)
  • 札幌麦酒創立(p98-100)
  • 「渋沢栄一・大倉喜八郎等の署名捺印」[写真](p100)
  • 大倉の還暦銀婚と大倉商業学校の創設(p152-154)
  • 「日本興業銀行創立総会決議録」[写真](p155)

書誌事項など

大成建設社史 / 社史発刊準備委員会編著
 東京 : 大成建設 : 1963.01
 576, 20p, 図版10枚 : 挿図 ; 22cm
 注記 : 印刷: ミイレー印刷, 研究社印刷 ; 納本: 千葉忠介 ; 折り込図2枚 ; 縦組み

大成建設社史

栄一関連情報

参考リンク