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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

『過去から未来へのメッセージ : 静鉄グループ百年史』 【静岡鉄道, 2020】

会社名/沿革

  • 静岡鉄道株式会社 [Shizuoka Tetsudo Kabushiki Kaisha]
    [Shizuoka Railway Co., Ltd.]

 1907(明治40)年、雨宮敬次郎らによって静岡鉄道株式会社(のち大日本軌道株式会社静岡支社、現会社とは別会社)設立。静岡・清水間で軽便鉄道を敷設し、貨物・旅客事業を行った。1919(大正8)年、星野錫らによる駿遠電気株式会社創立。経営不振に陥っていた大日本軌道株式会社より静岡支社の事業を継承した。電気事業に参入し、創立の翌年には鉄道を電化している。1923(大正12)年、静岡電気鉄道株式会社に商号変更し、大川平三郎が取締役社長に就任。鉄道沿線開発やバス事業などに事業を拡げていく。1943(昭和18)年、陸上交通事業調整法に基づき他社と合併、静岡鉄道株式会社となる。現在は「静鉄グループ」として鉄道事業のほか、索道(ロープウェイ)、不動産、ホテル事業などを行っている。

社史メモ

 前史および駿遠電気株式会社創立から創立百周年の2019(令和元)年までを収録。本編と資料編から成り、資料編には同社系統図、年表などのほか、これまで使用した車両についてまとめた「主要車両図鑑」を附録。

栄一メモ

 渋沢栄一は直接同社とのかかわりはないが、星野錫や大川平三郎ら栄一に近しい人物が経営に参画している。また栄一の嫡孫である渋沢敬三も1952(昭和27)年から社外取締役となっている。

  • 序章 近代静岡のあけぼの
    • 1 静岡の「文明開化」
      • 幕末・維新の静岡 (p4-7)
      • 渋沢栄一[肖像写真](p5)
  • 第1章 駿遠電気株式会社の創立
    • 1 "積極急進"の経営方針
      • 駿遠電気株式会社が発足 (p17-21)
    • 3 静岡電気鉄道株式会社への商号変更
      • 大川・熊沢体制の発足 (p28-30)
  • 第2章 戦時経済と必死の経営再建
    • 2 "大東急"の傘下に
      • 私鉄王・五島慶太の進出 (p51-53)
  • 第3章 戦災復旧と成長への基盤づくり
    • 1 中興の祖・川井健太郎の社長就任
      • 焼け跡からの再起 (p66-68)

書誌事項など

過去から未来へのメッセージ : 静鉄グループ百年史
 静岡 : 静岡鉄道 : 2020.03
 299p ; 30cm
 注記: 制作: 創立100周年記念事業推進プロジェクトチーム (社史編纂担当) ; 制作協力: DNPコミュニケーションデザイン ; 印刷・製本: 大日本印刷 ; 箱入 ; 縦組み

静鉄グループ百年史

参考リンク

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その132)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。

栄一関連会社・団体

ゆかりの地

反響など

大河ドラマ「青天を衝け」

最近の #渋沢栄一 関連情報から(2021.10.27)

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栄一関連文献

「新しい資本主義」

反響など

大河ドラマ「青天を衝け」

「ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)」第92号配信

 メールマガジン「ビジネス・アーカイブズ通信」第92号を2021年10月19日(火)に配信いたしました。

■行事情報:企業史料協議会第10回ビジネス・アーカイブズの日シンポジウム
◎テーマ:「経営を支える企業アーカイブズを目指して- DXへのアプローチ -」
■行事情報:企業史料協議会第26回ビジネスアーキビスト研修講座
応用コース《オンライン開催》
■行事情報/企業団体情報:欧州銀行・金融史協会(eabh)オンラインセミナーとポッドキャスト
◎資産としてのアーカイブズ、写真コレクション、BNPパリバ・アーカイブズ
■行事情報:アメリカ・アーキビスト協会(SAA)2021年大会(オンライン)
◎ビジネス・アーカイブズ関連セッション
■文献情報:企業アーカイブズのデジタル 3
◎『デジタルアーカイブ学会誌』第5巻第3号「特集:企業のデジタルアーカイブ」
☆★ 編集部より:次号予告 ★☆
企業アーカイブズの情報発信
ヒストリー・マーケティング・サミット2021

 メールマガジンは、近日中にバックナンバーとしてウェブに掲載する予定です。

新紙幣の肖像(2019年4月9日発表)に関する報道などから(その131)

 2019年4月9日(火)、財務省は新しい日本銀行券(紙幣)及び五百円貨幣を発行すると発表しました。このうち紙幣は2024年度上期を目途に発行され、新一万円券の表には渋沢栄一の肖像が掲載されるとのことです。ここでは、渋沢栄一に関する主な記事をまとめました。

栄一関連会社・団体

ゆかりの地

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反響など

大河ドラマ「青天を衝け」

最近の #渋沢栄一 関連情報から(2021.10.20)

渋沢栄一記念財団

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  • 渋沢栄一たちの時代を切り拓いた言葉を名場面写真とともにおくる! 「大河ドラマ『青天を衝け』人生を拓く名言集」が本日10月19日発売!|株式会社東京ニュース通信社のプレスリリース
    〔PR TIMES - 2021年10月19日〕
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001517.000006568.html

反響など

大河ドラマ「青天を衝け」

『青淵』第871号(2021.10)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』第871号(2021.10)が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 見つけよう、「渋沢栄一」。 : 渋沢栄一デジタルアーカイブ [情報資源センター広告] …… 表紙裏
  • 【渋沢栄一のことば】 …… p.2
    • 栄一(髷を切った後の写真) (『渋沢栄一伝記資料』別巻10より) [写真]
    • 『渋沢栄一訓言集』より
      ○ その弊のみを見て、その功を没するなかれ。
        維新の革新までは、長い間武家政治であった。その間に行われていた制度はこの革新によりて破られ、それと同時に、旧事物は打ち砕かれて、玉石とともに一掃された。もちろんこういう勢いでなかったならば、王政復古は成し遂げられぬであろう。さればこの大破壊は維新の大成功といってよい。されどこの功とともに生じた弊がないでもなかった。保存すべき物をも破壊したり、尊ぶべきものをも卑しんだり、甚だしきは親子師弟の関係までも取り失うように行き走った。これらはすなわち大いなる弊である。この弊の生じたるは、当初、一瀉千里の勢いをもって、旧事物を打破した革新である、ゆえにもしこの弊害からいうと、維新などと言い得ぬかも知れない。ここが弊のみを見て、功を没するなかれという主要の点である。
  • 【随想】渋沢栄一翁と藍 / 田中敬子 …… p.6-7
  • 社会を支える「民」の育成と渋沢栄一 : 渋沢栄一と「フィランソロピー」6 [広告] …… p.7
  • 持参金付き養子縁組 / 奥田豊 …… p.8-10
  • 海流発電に国は本腰を / 湯浅浩史 …… p.17-19
  • 「楽土」「名都」のパリ : 維新前後の渡仏者 / 井戸桂子 …… p.30-32
  • わがまちの渋沢栄一. 第12回 : グラント将軍植樹記念碑~東京都・台東区~ …… p.38-39
  • 【せいえんひろば】お知らせ/新規維持会員のご紹介 …… p.43
  • 【渋沢財団 史料館だより】 No.456 渋沢史料館企画展「渋沢栄一から妻千代への手紙~あらあら めてたく かしく~」のご案内 …… p.46-47
  • 【史料館の窓】藍玉番付再摺記 …… p.48
  • 企画展 渋沢栄一から妻千代への手紙 : あらあら めてたく かしく [渋沢史料館広告] …… 裏表紙