是日栄一、イギリス国人アルフレッド・ステッドを、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。是より先、同月二十日、ステッド渋沢事務所に栄一を訪ふ。
出典:『渋沢栄一伝記資料』 3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代 明治四十二年−昭和六年 / 1部 社会公共事業 / 3章 国際親善 / 5節 外賓接待 / 15款 其他ノ外国人接待 【第39巻 p.354-362】
・『渋沢栄一伝記資料』第39巻目次詳細 (オリジナル・カタカナ表記)
http://www.shibusawa.or.jp/SH/denki/39.html
アルフレッド・ステッド(Alfred Stead, 1877-1933。ジャーナリスト)と渋沢栄一の交流は1901(明治34)年に遡ります。アルフレッドはイギリスの評論雑誌『レビュー・オブ・レビューズ』の記者として来日した1901年に飛鳥山邸を訪れており、1926(大正15)年のこの日は25年ぶりの飛鳥山邸訪問でした。
一方、1902(明治35)年に栄一が訪英した際、アルフレッドはロンドンで栄一のために午餐会を開いています。その席でアルフレッドは、父であり著名なジャーナリストでもあるウィリアム・ステッド(William Thomas Stead, 1849-1912)を紹介しました。
ステッド父子はそれぞれに栄一に関する記事を残しています。アルフレッドは1902年に刊行された日本紹介の自著や1903年刊の雑誌などで、父ウィリアムは1903年発行の新聞や雑誌などで栄一を紹介しています。
参考:現代世界の大富豪たち : 日本の渋沢男爵 / W.T.ステッド著 ; 清水健訳
上(『青淵』第709号掲載):http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080324/1206319932
下(『青淵』第710号掲載):http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080423/1208919964
日本の渋沢男爵 / W.T.ステッド著 ; 清水健訳
〔ストランド・マガジンの中の日本人 - シャーロック・ホームズの世界〕
(1):http://homepage2.nifty.com/shworld/04_strand_j/shibusawa/shibusawa_1.html
(2):http://homepage2.nifty.com/shworld/04_strand_j/shibusawa/shibusawa_2.html
Baron Shibusawa - Some Leading Men of Japan
Japan, our new ally / Stead, Alfred (London : T. Fisher Unwin, 1902) p.197-200
〔Internet Archive〕
http://www.archive.org/details/japanournewally00stearich
*Internet Archive とは >> IT用語辞典、ITmedia News
*綱文を読みやすくするため、本日より、固有名以外のカタカナ表記をひらがなに直して掲載いたします。