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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
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 1886(明治19)年5月26日 (46歳) 四日市・伏木・新潟地方巡回視察旅行 【『渋沢栄一伝記資料』第29巻掲載】

日栄一、東京を発し四日市・伏木・新潟地方を巡回し、六月二十八日帰京す。

出典:『渋沢栄一伝記資料』 2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代 明治六年−四十二年 / 3部 身辺 / 6章 旅行 【第29巻 p.440-444】
・『渋沢栄一伝記資料』第29巻目次詳細
http://www.shibusawa.or.jp/SH/denki/29.html
渋沢栄一伝記資料』第29巻p.440-444には栄一の日記が転載されており、四日市製紙、三重紡績などの訪問先や面談した人、行動、天候などが細かく記録されています。
旅行の初日、深川の自邸を出てから宿に着くまでの栄一の足跡は、次の通りです。

午前6時、深川邸を出て新橋駐車場から6時45分発の汽車で神奈川へ
午前8時、神奈川から馬車で大磯へ
午前11時半、大磯で午餐
午後2時、小田原にて山かごをやとい、仙石原へ
午後7時、仙石原到着。宿泊

6月20日以降は「以下記事ヲ欠ク」とあり、行動の詳細を知ることができるのは6月19日までとなります。
なお、栄一が1868(慶応4)年から1930(昭和5)年の間に書いた日記31冊が『渋沢栄一伝記資料』別巻12に収録されています。

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