情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『たきしんが刻む春秋五十年』 【滝野川信用金庫, 1989】

会社名

滝野川信用金庫

書誌事項

たきしんが刻む春秋五十年
 東京 : 滝野川信用金庫, 1989.07
 208p ; 29cm
 注記: 奥付・背のタイトル: 滝野川信用金庫五十年史 ; 制作: 金融タイムス社出版事業部 ; 印刷: 凸版印刷 ; 縦組み ; 年表: p121-126

外部機関の所蔵データほか

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社史紹介

1939年(昭14)の戦時体制下、東京市滝野川区の浅香銀治郎(あさか・ぎんじろう、1888-?)ら地元有力者は、物資の不足・資金難に喘ぐ中小企業等の要望を受け、相互扶助の精神に則り地元の金融機関として、西ヶ原町に滝野川区信用組合を設立。太平洋戦争が拡大するなか、戦時企業の合同や転廃業、空襲の災禍による営業の拠点の焼失もあり、継続か閉鎖かの岐路に立つこともあった。地元の協力と相俟って再建の軌道にのり、朝鮮動乱を境に経済復興の兆しも顕著となり、時代の要請を受け1951年(昭26)信用金庫法制定により滝野川信用金庫と改組。
50年史は近隣の渋沢邸や渋沢史料館も含め、地域の風物や歴史を写真と共に折り込んでいる。

更新履歴

2010.01.07:社史紹介中の年号の表記法を変更
*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。