栄一種田誠一をして米国に派遣し、銀行業務を修学せしむることとし是日同行と種田との間に締約を結ぶ。
出典：『渋沢栄一伝記資料』 2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代 明治六年−四十二年 / 1部 実業・経済 / 1章 金融 / 1節 銀行 / 1款 第一国立銀行 株式会社第一銀行 【第4巻 p.67-73】
・『渋沢栄一伝記資料』第4巻目次詳細
http://www.shibusawa.or.jp/SH/denki/04.html
1874（明治7）年から1877（明治10）年にかけて、種田誠一（たねだ・せいいち）は銀行業務習得のために米国に留学しました。種田は1878（明治11）年に第三十三国立銀行の支配人に、1880（明治13）年には東京馬車鉄道を創立した人物です（『渋沢栄一伝記資料』別巻第4 p.616）。
種田の留学にあたり、その費用を提供したのは第一国立銀行でした。同行と種田の間には、留学の費用、研修内容の選定、帰国後の勤務などについて契約が交わされました。その契約内容は、吉田清成（よしだ・きよなり、1845-1891。当時の大蔵少輔）に宛てた渋沢栄一書簡からの転載として『渋沢栄一伝記資料』第4巻p.69-70に紹介されています。
参考：中外銀行説一斑 / 種田誠一述, 大沢正道記, 須藤時一郎校, 渋沢栄一閲 （東京 : 製紙分社, 1878.05）
〔近代デジタルライブラリー - 国立国会図書館〕
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