情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 Googleブック検索定点観測 第14回 (検索日時:2009.03.31 11:44)

Google Book Search(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブック検索http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細
 

検索語すべての書籍限定/全体表示全体表示
渋沢栄一 (books.google.co.jp)1264(↑)232(↑)3(→)
渋沢栄一 (books.google.com)1265(↑)232(↑)3(→)
shibusawa eiichi (books.google.co.jp)1074(↓)542(↑)2(↑)
shibusawa eiichi (books.google.com)1695(↑)551(↑)2(↑)
eiichi shibusawa (books.google.co.jp)1309(↑)559(↑)2(↑)
eiichi shibusawa (books.google.com)1577(↓)557(↑)2(↑)
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp)220(↑)50(↑)1(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.com)220(↑)50(↓)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp)220(↑)50(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.com)220(↑)50(↓)1(→)

定点観測を行った時点で言うならば、今回も、前回同様リロードによる検索結果の変化はあまり見られず、Googleブック検索は比較的安定しているように感じられました。「渋沢栄一」での検索結果が1,264件(books.google.co.jp)、1,265件(books.google.com)ということのみで比較をすると、昨年(2008年)7月のレベルに戻ってきていますが、今回は最初の10件で表示される書籍の中に『徳川慶喜公伝 2』『回顧五十年 : 東京市養育院』などが含まれており、随分バラエティーに富んできたように思います。
*『回顧五十年 : 東京市養育院』(久山社, 1998.04)の詳細ページには、オーストラリア国立図書館書誌データへのリンクが張られていました。
さて、3月5日にGoogleは「Google.comの一般検索で書籍や作家名を検索した場合でも、検索結果にその書籍の情報や、作家が発表した書籍名が表示されるようになる」と発表しました。

2009年3月31日現在、google.co.jpでも一部の書籍で同じような表示がされるようです。

この『日本を創った12人』には「渋沢栄一」の章が含まれており、書籍の中を「渋沢栄一」で検索すると以下のような結果が表示されます。

ちなみに、同じ書籍をAmazon.co.jpの「なか見!検索」で検索すると「24ヶ所で見つかりました。」という結果が表示されました。

なか見!検索」のテキストにも文字化けがあるようですが、この2つを比較すると、Googleブック検索よりも「なか見!検索」の方が的確な検索結果を返しているように見受けられるのは、たいへん興味深いところです。
参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブック検索」定点観測は毎月第1回目の更新日に掲載する予定です。