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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
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 Googleブック検索定点観測 第15回 (検索日時:2009.04.30 21:45)

Google Book Search(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブック検索http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細
 

検索語すべての書籍限定/全体表示全体表示
渋沢栄一 (books.google.co.jp)1273(↑)234(↑)3(→)
渋沢栄一 (books.google.com)1289(↑)234(↑)3(→)
shibusawa eiichi (books.google.co.jp)967(↓)549(↑)2(→)
shibusawa eiichi (books.google.com)1567(↓)553(↑)2(→)
eiichi shibusawa (books.google.co.jp)1196(↓)567(↑)2(→)
eiichi shibusawa (books.google.com)1444(↓)570(↑)2(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp)225(↑)51(↑)1(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.com)225(↑)51(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp)225(↑)51(↑)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.com)226(↑)51(↑)1(→)

今回もリロードによる検索結果の変化はほとんど見られず、その意味ではGoogleブック検索、と言うよりGoogleブック検索の検索システムは安定しているように思われます。「shibusawa eiichi」「eiichi shibusawa」のヒット数が前回に比べ減少していますが、その中でも「books.google.co.jp」での「shibusawa eiihci」(すべての書籍)のヒット数「967」は、昨年3月にこの定点観測を始めてから最低の数字でありり、それは1年前の観測結果「1,808」の約半分となっているのは興味深いところです。
さて、Googleブック検索に対するアメリカでの集団訴訟の和解が日本の著作権者にも影響を及ぼす件ですが、依然として様々な波紋を投げかけています。そんな中、Googleは2009年4月28日、これまで2009年5月5日までとしていた“著作権者が和解からの除外を申請する期日”を60日間延長するとした後、さらに2009年9月4日まで延長されることが発表されました。

また、この和解案がアメリカの独占禁止法である反トラスト法に違反している可能性があるとして、司法省による調査が開始されたという報道もありました。

「TechCrunch Japan」の記事にもあるように、Internet Archive の要求は「問題の本質を説くもの」なのかもしれません。この先、事態がどのように推移していくのか、さらに注意深く見守っていきたいと思います。
参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブック検索」定点観測は毎月第1回目の更新日に掲載する予定です。