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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
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 『東北地方電気事業史』 【東北電力, 1960】

会社名

東北電力株式会社

書誌事項

東北地方電気事業史 / 東北電力株式会社編
 仙台 : 東北電力, 1960.05
 988p, 図版46枚 ; 27cm
 注記: 印刷: 凸版印刷 ; 折り込図1枚 ; 横組み ; 付: 東北電力株式会社送電系統図 1枚 ; 東北地方電気事業史年表: p857-911

社史紹介

東北地方最初の電灯は1886年(明19)仙台市の宮城水力製糸紡績が工場に点灯したもので、その後日露戦争頃までに7県下主要12都市において多くの電灯供給事業が発足。しかし大都市や工業地帯の形成がなく小規模事業者ばかりで立ち遅れていたため、1936年(昭11)国策会社として東北興業と東北振興電力が発足した。1939年(昭14)電力国家管理法により日本発送電が創立、東北振興電力ほかの発送電事業が吸収合併され、配電事業は1942年(昭17)配電統制令により創立された東北配電に統合される。1951年(昭26)電力事業再編により東北配電と日本発送電管轄の東北7県が統合され東北電力が設立。
東北地方電気事業史は、民間企業時代、国家管理時代、電力時代の3篇からなり、「東北7県下電気事業発達史」の章では各県別に250以上の事業者略史を掲載している。

参考リンク

更新履歴

2010.01.07:社史紹介中の年号の表記法を変更
*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。