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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『新和海運三十年史』 【新和海運, 1992】

会社名

新和海運株式会社

書誌事項

新和海運三十年史 / 日本経営史研究所編集
 東京 : 新和海運, 1992.09
 viii, 397p, 図版 [8]p : 挿図 ; 22cm
 注記: 執筆: 山本剛士 ; 印刷: 大日本印刷 ; 縦組み ; 年表: p380-393 ; 主要参考文献: p394-395

外部機関の所蔵データほか

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社史紹介

1901年(明34)に操業開始した官営八幡製鉄所は大量の原料鉄鉱石を中国大陸から調達し、社有船で運送していた。当時満州では1906年(明39)発足の南満州鉄道が、大連から物資を輸送するため大連汽船を買収し海運に進出。八幡製鉄所は1934年(昭9)国策により日本製鉄となり、第二次大戦後の占領政策で船舶部が分離独立し1950年(昭25)日鉄汽船となる。一方閉鎖機関に指定された大連汽船の資産は1947年(昭22)発足の東邦海運が引き継ぎ、同社は1962年(昭37)日鉄汽船と合併し新和海運が誕生した。
30年史は序章と第1章で、日鉄汽船と東邦海運の創立から合併までの経緯を記述している。

参考リンク

更新履歴

2010.01.07:社史紹介中の年号の表記法を変更
*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。