情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 Googleブック検索定点観測 第16回 (検索日時:2009.05.31 21:35)

Google Book Search(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブック検索http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細
 

検索語すべての書籍限定/全体表示全体表示
渋沢栄一 (books.google.co.jp)1086(↓)232(↓)2(↓)
渋沢栄一 (books.google.com)1097(↓)232(↓)2(↓)
shibusawa eiichi (books.google.co.jp)805(↓)545(↓)2(→)
shibusawa eiichi (books.google.com)949(↓)547(↓)2(→)
eiichi shibusawa (books.google.co.jp)1127(↓)560(↓)2(→)
eiichi shibusawa (books.google.com)1179(↓)581(↑)2(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp)230(↑)51(→)1(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.com)230(↑)51(→)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp)230(↑)51(→)1(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.com)231(↑)51(→)1(→)

前回(2009.04.30検索)と比較すると、「ei'ichi」という綴りを含まないキーワードのヒット数は押し並べて減少しており、「渋沢栄一」で検索して全文を読むことのできる書籍は2冊になってしまいました。

今回(2009.05.31 21:35)の検索でヒットしなくなってしまった1冊はこちらです。

なお、同じく全文を読むことができる『慶應義塾百年史. 付録』の人名索引には「渋沢栄一」が2箇所に掲載されているとあり(p.482)、当該箇所(中巻 (前) p.755,812)には確かに「渋沢栄一」の名前を見ることができますが、今回もそれらの書籍がヒットしなかったのは興味深いところです。
さて、日本の出版界にも大きな波紋を投げかけ続けているGoogleブック検索ですが、2009年5月には以下のような動きがありました。

また、CNET Japan には以下のような記事が掲載され話題になりました。

書籍のデジタル化にとって、2009年5月という時期がひとつのターニングポイントになるのかもしれません。引き続き事態がどのように推移していくのか、注意深く見守っていきたいと思います。
参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブック検索」定点観測は毎月第1回目の更新日に掲載する予定です。