情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『北浜五丁目十三番地まで : 日建設計の系譜』 【日建設計, 1991】

会社名

株式会社日建設計

書誌事項

北浜五丁目十三番地まで : 日建設計の系譜 / 小西隆夫 [著] ; 日建設計
 大阪 : 日建設計, 1991.06
 viii, 373p, 図版7枚 ; 22cm
 注記: 監修: 塚本猛次 ; 装幀: 倉本修 ; 製作: 創元社 ; 印刷: 太洋社 ; 縦組み

外部機関の所蔵データほか

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社史紹介

大阪の住友家は1900年(明33)本店に臨時建築部を創設し、本店仮建物や須磨別邸等を建築。さらに大阪の発展に寄与するため中之島に図書館を建設し、図書購入基金と共に1904年(明37)大阪府へ寄贈する。昭和初期の不況で建築部門が縮小されると、建築技師出身の長谷部鋭吉(はせべ・えいきち、1885-1960)と竹腰健造(たけこし・けんぞう、1888-1981)は長谷部・竹腰建築事務所を起こして1933年(昭8)独立。戦時中1944年(昭19)住友土地工務に合併し、戦後の財閥解体で1945年(昭20)日本建設産業と改名。1950年(昭25)分離独立し、日建設計工務として新発足する。
社史の書名は日建設計工務の所在地で、役員を務めた著者が臨時建築部創設から日建設計工務設立までの50年の歩みを物語風に記述している。
[1970年(昭45)日建設計と改称。日建設計工務設立以降の歩みをまとめた『北浜五丁目十三番地から』を1999年(平11)に出版。]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。