情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『日通二十年』 【日本通運, 1957】

会社名

日本通運株式会社

書誌事項

日通二十年
 [東京] : 日本通運, 1957
 184p(図版70p共) ; 22×22cm
 注記: 印刷: 凸版印刷 ; 折り込図2枚 (東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之図、東京名所之内新橋ステンション蒸気車鉄道図) ; 横組み ; 略年表: p[180]-[182]

社史紹介

明治政府が飛脚問屋の仕事であった郵便事業を国営化するかわりに、荷物の運送業を飛脚問屋にまかせるという裁断をし、1872年(明5)定飛脚問屋により陸運元会社が設立される。1875年(明8)内国通運会社と改称、全国の宿駅に取次所を整備する。鉄道が普及すると短距離輸送業者が乱立するが、1928年(昭3)大合同により国際通運が発足。1937年(昭12)政府は小運送業法案、日本通運株式会社法案を可決し、免許制度の実施と半官半民の統轄会社の設立を断行、国際通運は解散し国策会社として日本通運がスタートする。1950年(昭25)日本通運株式会社法が廃止され、民間企業となる。
20年史は日通以前、日通二十年、現況とその展望、近代化への道、回顧から構成され、多くの写真や錦絵入り。

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。