Google Books(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブックス(http://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細)
検索語 | すべての書籍 | 限定/全体表示 | 全体表示 |
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渋沢栄一 (books.google.co.jp) | 1125(↑) | 208(↓) | 2(→) |
渋沢栄一 (books.google.com) | 1114(↑) | 208(↓) | 2(→) |
shibusawa eiichi (books.google.co.jp) | 8(↓) | 600(↑) | 2(→) |
shibusawa eiichi (books.google.com) | 696(↑) | 601(↑) | 2(→) |
eiichi shibusawa (books.google.co.jp) | 722(↓) | 618(↑) | 2(→) |
eiichi shibusawa (books.google.com) | 833(↓) | 620(↑) | 2(→) |
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp) | 266(↑) | 56(↑) | 1(→) |
shibusawa ei'ichi (books.google.com) | 266(↑) | 56(↑) | 1(→) |
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp) | 266(↑) | 56(↑) | 1(→) |
ei'ichi shibusawa (books.google.com) | 266(↑) | 56(↑) | 1(→) |
*今回より「Googleブック検索」を「Googleブックス」、「Google Book Search」を「Google Books」といたします。
前回(2009.08.01検索)と比較するまでもなく、「shibusawa eiichi」(books.google.co.jp)での「すべての書籍」の検索結果「8件」という数字が目を引きます。2009年8月1日20:50に「582件」となっていたものが、たったの「8件」になる一方で、同じく「shibusawa eiichi」(books.google.co.jp)での「限定プレビューと全体表示」は「600件」と、前回の「586件」より増加しています。本来、「すべての書籍」「限定プレビューと全体表示」「全体表示のみ」の件数は
- すべての書籍 > 限定プレビューと全体表示 > 全体表示のみ
となるべきだと思うのですが、前回より
- 限定プレビューと全体表示 > すべての書籍 > 全体表示のみ
となってしまっています。すぐに修正される可能性もありますが、もしかしたらGoogleの検索アルゴリズムに何らかの問題が生じているのかもしれません。
Googleブックス
さて、Googleブックスに関しては和解案に対する異議申し立てと意見書の提出期限が近づき、和解案に対抗する組織「Open Book Alliance」が設立されたり、日本でも離脱の表明、抗議など、様々な動きがありました。
一方で、「書籍への平等なアクセスという観点」からGoogleを支持する組織の意見もとりまとめられたようです。
- 書籍への平等なアクセスを求める団体が「Google Books」に支持を表明
〔CNET Japan - 2009年9月4日〕
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20399434,00.htm
またGoogleは、反対派の要求に応じてGoogleブックスに関するより詳細なプライバシーポリシーを発表し、
- グーグル、「Google Books」に関する詳細なプライバシーポリシーを発表
〔CNET Japan - 2009年9月4日〕
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20399447,00.htm
さらに、Googleブックスを電子書籍フォーマット「EPUB」に対応させることで、フリーでオープンな環境での利用が可能になることをアピールしています。
- Googleブック検索、EPUB形式のダウンロードにも対応
〔ITmedia -2009年8月28日〕
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/28/news008.html - SonyとGoogleがオープン電子ブックでKindleに対抗
〔TechCrunch Japan - 2009年8月27日〕
http://jp.techcrunch.com/archives/20090826sony-and-google-try-to-take-on-the-kindle-with-open-books/ - Google、AmazonのKindle追撃急ピッチ - eブックリーダーのCOOLERBOOKSと提携
〔TechCrunch Japan - 2009年9月3日〕
http://jp.techcrunch.com/archives/wwwtechcrunchcom20090902google-widens-attack-on-amazon-kindle-partners-with-coolerbooks/
そのような動きの中、9月6日には「GoogleがEUに大幅譲歩」という報道が流れたとのことです。
- GoogleがEUに大幅譲歩、書籍スキャンをopt-in方式に変更し、Book Rights Registryで2議席も約束
〔hon.jp DayWatch - 2009年9月7日〕
http://hon.jp/news/1.0/0/1274/
国立国会図書館のデジタル化に関する動き
日本国内の話題としては、書籍のデジタル化に関するニュースとして2009年8月6日の「NIKKEI NET」に「国会図書館の本、有料ネット配信 400万冊対象、11年にも」という記事が掲載されました。この記事には一部誤りがあったようで、国立国会図書館からは8月7日に、日本書籍出版協会からは8月17日付で声明文が出されました。
しかし、その後「asahi.com」には、8月10日に「グーグル和解案の波及効果か いま国会図書館で起こっていること」、8月25日には「国会図書館の本、ネット有料公開探る 絶版も手軽に」、それから8月29日には「国会図書館、ネットで開放 まず地方図書館での閲覧実験」という記事が立て続けに掲載されました。29日の内容は、「情報管理Web」の記事によると「総務省が8月28日に採択した『ICT経済・地域活性化基盤確立事業(「ユビキタス特区」事業)』のうちの1つで、国立国会図書館(NDL)の協力のもと実施される」ものだということです。
ところで、NDLでは期限付きではありますが「電子図書館システム担当職員の募集」(2009年8月28日)が行われており、職務内容として
が挙げられています。
今後何か大きな動きが待っているのかもしれません。引き続き注目していきたいと思います。
参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブックス」定点観測は毎月第1回目の更新日に掲載する予定です。