情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 Googleブックス定点観測 第21回 (検索日時:2009.11.01 17:52)

Google Books(http://books.google.com)、およびその日本語版である Googleブックスhttp://books.google.co.jp) での検索結果(件数)の一覧です。
検索結果は表示方法ごとに掲載しています。(さまざまな表示方法についての詳細
 

検索語すべての書籍限定/全体表示全体表示PDO(*)
渋沢栄一 (books.google.co.jp)1057(↑)216(↑)2(→)2(→)
渋沢栄一 (books.google.com)1037(↑)216(↑)2(→)2(→)
shibusawa eiichi (books.google.co.jp)730(↑)586(↑)2(→)0(→)
shibusawa eiichi (books.google.com)997(↑)587(↑)2(→)0(→)
eiichi shibusawa (books.google.co.jp)945(↑)619(↑)2(→)0(→)
eiichi shibusawa (books.google.com)1256(↑)620(↑)2(→)0(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.co.jp)285(↑)62(↑)1(→)0(→)
shibusawa ei'ichi (books.google.com)285(↑)62(↑)1(→)0(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.co.jp)286(↑)62(↑)1(→)0(→)
ei'ichi shibusawa (books.google.com)286(↑)62(↑)1(→)0(→)
*PDO = Public domain only/公共利用できる書籍のみ
ほんの少しではありますが、「Public domain only」を除く全ての項目で前回(2009.10.04検索)よりヒット数が増加しています。なお、日本語版Googleブックスにおける「Public domain only」は、先日より「公共利用できる書籍のみ」と日本語による表記に変更されています。
Google Books」に関する、新しい和解案の提出期限は11月に設定されたようですが、その報道と前後して、Googleの共同創業者サーゲイ・ブリン氏はニューヨーク・タイムズ紙に意見書を掲載しました。

この記事の中で、ブリン氏は図書館で無事保管されていても、容易にアクセスできなければ失われたも同然」(More important, even if our cultural heritage stays intact in the world's foremost libraries, it is effectively lost if no one can access it easily.)と述べ、デジタル化する意義、検索してアクセス出来るようにする意義を説いています。
Googleミッションは「世界中の情報を体系化し、どこからでもアクセス可能で有益なものにすること」です。書籍のデジタル化が、ネットワークを使った新しい流通の形態ということではなく、人類の知の遺産を預かる図書館で、埃まみれになっている書籍の中に眠っている情報へのアクセスを確保するものだ、というGoogleの姿勢から、私たちは何を学ぶべきなのでしょうか。

インターネット・アーカイブに見る「渡米実業団」

1909年10月28日(木)の午後6時半、渋沢栄一が団長を務める渡米実業団一行はフィラデルフィアに到着しました。この日の夜9時からアメリカ政治社会学会(American Academy of Political and Social Science)の集会があり、栄一は同行した神田乃武らと共に、2,000余名の聴衆を前にして講演を行いました。その内容は翌年「Supplement to the Annals of the American Academy of Political and Social Science」として出版された「Commercial relations between the United States and Japan」という報告書の中に掲載されています。

参考:Google ブック検索について
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/about.html
*「Googleブックス」定点観測は毎月第1月曜の更新日に掲載する予定です。