- 米国万国博覧会に繰糸実演のため出張せる大宮製糸所業手酒井なみ、近藤まさ横浜入港の春洋丸にて帰朝す
『片倉製糸紡績株式会社二十年誌』 >> 社史紹介「か」を別窓で開く
1926(大正15)年4月24日に渡米した片倉製糸紡績の2人は、アメリカ独立150年を記念してフィラデルフィアで開催された万国博覧会において、御法川式繰糸実演を行いました。その結果「最高賞」「名誉賞牌」「特別金賞牌」を受領しています(同社史p.530-531及び年表、『図説万国博覧会史』(思文閣出版, 1985.03)p.192)。
「御法川式繰糸」とは、御法川直三郎(みのりかわ・なおさぶろう、1856-1930)が発明した製糸機械による繰糸で、片倉製糸紡績が採用し実用化したものです。彼は東京・西ヶ原の蚕糸試験場で研究をしていました(『日本人名大辞典』(講談社, 2001.12)p.1845より)。
渋沢栄一関連会社社名変遷図 >> 蚕糸絹織業 B (片倉製糸紡績)
〔渋沢栄一記念財団 渋沢栄一〕
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