- 四国地方銀行、取付け頻発、徳島銀行休業
『山口銀行史』 >> 社史紹介「や」を別窓で開く
昭和の金融恐慌と呼ばれているこの年の恐慌は、四国から始まりました。1927(昭和2)年1月24日に愛媛県今治市の今治商業銀行が取付けのため休業、次いで2月23日に徳島銀行、徳島貯蓄銀行が休業しました。3月に入って15日に東京の渡辺銀行、19日に中井銀行が休業し、22日にはつぎつぎに取付が広がりました。4月には神戸の鈴木商店が倒産し、そのあおりで取引先の台湾銀行が破綻しました。(『四国銀行百年史』(四国銀行, 1980)p.155より)