情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
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 1927(昭和2)年2月23日 四国地方の銀行取付 【『山口銀行史 資料編』(山口銀行, 1999)掲載】

昭和の金融恐慌と呼ばれているこの年の恐慌は、四国から始まりました。1927(昭和2)年1月24日に愛媛県今治市今治商業銀行が取付けのため休業、次いで2月23日に徳島銀行徳島貯蓄銀行が休業しました。3月に入って15日に東京の渡辺銀行、19日に中井銀行が休業し、22日にはつぎつぎに取付が広がりました。4月には神戸の鈴木商店が倒産し、そのあおりで取引先の台湾銀行が破綻しました。(『四国銀行百年史』(四国銀行, 1980)p.155より)