- 小松町構内で〈為替稲荷〉の祭祀を兼ね、〈和洋取交の立喰〉パーティーを開催【三菱為替店時代に同構内に祀られた祠があり、貨主その他取引先を招待して饗応したもの。予算250円。なお、この稲荷は、三菱発祥の地、大阪・西長堀の旧土佐藩邸敷地内の土佐稲荷神社(俗に、岩崎稲荷・三菱稲荷とも称され、現存)から分祀されたもので、昭6.1江戸橋本館ビル竣工の際、その屋上に遷座されて現在に至る】
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岩崎弥太郎が1873年設立した三菱商会では、為替を扱う三菱為替店を1880年東京に設立。海運貨物の荷捌所を開設し、倉敷(倉庫)業務を1885年分離、1887年東京倉庫会社発足。港湾倉庫業へ進出し、三菱社の発展に伴い1918年三菱倉庫(株)と商号変更。
(社史紹介より抜粋)
東京倉庫会社開業当時の倉庫は、東京深川地区に4箇所ありました。そのうちの小松町の構内に事務所があり、当初は木造平屋建てであったものが1889(明治22)年に木造洋風2階建ての建物を新築し移りました(同社史p.29に建物写真あり)。