会社名
三河セメント株式会社
書誌事項
三河セメント社史 / 三河セメント編
田原町 (愛知県) : 三河セメント, 1937.07
6, 8, 478p, 図版 ; 23cm
注記: 奥付の編著者: 三河セメント株式会社山田近 ; 印刷所: 共同印刷 ; 非売品 ; 縦組み ; 表紙に商標の型押し ; 付: 正誤表1枚(貼付済)
外部機関の所蔵データほか
Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / Webcat Plus / Googleブックス 1,2
社史紹介
窯業を学んだ斎藤実堯(さいとう・さねたか、1844-1898)は石灰石の産地である愛知県田原町で、県令の斡旋により藩士授産事業として1882年(明15)東洋組を起こしセメント製造開始。東洋組を引継いだ実業家水谷孫左衛門(1850-1913)は事業を拡張し、1888年(明21)三河セメント会社として操業。しかし経営難で第一銀行四日市支店の担保となり、渋沢栄一の委嘱で1891年(明24)浅野セメント工場の委託経営とされ、三河セメント工場として営業。その後名古屋の実業家に譲渡され、1898年(明31)株式会社となる。
当該社史では冒頭の特別篇でセメント発明の起源から日本におけるセメント工業の発達を概観。個人経営篇で東洋組から三河セメント工場までの沿革、会社篇で三河セメント(株)の40年の沿革を記述。
[1940年(昭15)東海セメントと合併し東洋産業となる(現・太平洋セメント)]