情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『食足世平 : 日清食品社史』 【日清食品, 1992】

会社名

日清食品株式会社

書誌事項

食足世平 : 日清食品社史 / 日清食品株式会社社史編纂室編
 大阪 : 日清食品, 1992.05
 405p ; 31cm
 注記: タイトルよみ: しょくたりてよはたいらか ; 制作協力: 大日本印刷CDC事業部関西本部年史企画室 ; 印刷: 大日本印刷 ; 横組み ; 口絵: 小判東海道五十三次 見附 浜松へ四里八丁 (北斎), 千代寿 農豊年 (月麿), 一八そば (鈴木春信), 鬼あざみ清吉 花街模様薊色縫 (三代豊国), 神無月はつ雪のそうか (国貞), 遊楽図屏風他 ; 年表: p[377]-405

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

社史紹介

台湾出身の安藤百福(あんどう・ももふく、1910-2007)は繊維業に携わり大阪へ進出。第二次大戦後の復興にはまず食事が大事と考え、食品加工・製塩などの事業を経て1948年(昭23)加工食品の輸出入・販売業の中交総社を設立。翌年サンシー殖産に改称、1958年(昭33)瞬間油熱乾燥法の即席袋めん(チキンラーメン)を開発し、「日々清らかに豊かな味をつくる」との願いから日清食品に商号変更する。1971年(昭46)カップめんを発売開始、事業を多角化し海外へも発展する。当該社史は7章の本文と資料からなり、創業前史で安藤の生い立ちと即席めん開発を記述。口絵にめん食の文化史や製品・工場写真を多数掲載。
[2008年(平20)持株会社日清食品ホールディングス設立、新たに即席めん事業の日清食品(株)が誕生]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。