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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『若松築港株式会社五拾年史』 【若松築港, 1941】

会社名

若松築港株式会社

書誌事項

若松築港株式会社五拾年史 / 若松築港編
 若松 : 若松築港, 1941.06
 229p, 図版 ; 22cm
 注記: 参照タイトル: 若松築港株式会社五十年史 ; 奥付の編集者: 若松築港株式会社取締役支配人徳田文作 ; 印刷所: 秀巧社印刷所 ; 非売品 ; 縦組み ; 折込図: 若松港今昔比較図, 若松港平面図 ; 年表: p225-229

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat 1,2 / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat / Webcat Plus 1,2,3 / Googleブックス 1,2,3

社史紹介

九州北端の洞海湾に面した若松港は、明治以降石炭積出港としての整備が計画された。筑豊興業鉄道が敷設工事を始めたのを機に、地元有志により1890年(明23)若松築港会社が設立。浚渫埋立工事準備を開始し渋沢栄一の援助を得て開業する。入港する船から港銭を徴収する免許を得て洞海湾の運営に当たり、1893年(明26)株式会社となる。1897年(明30)造成した八幡の埋立地に官営製鉄所が開業し、若松築港は洞海湾の施設を拡充、石炭港から大工業港へと発展。1938年(昭13)港銭徴収が廃止され、洞海湾の運営は県に移る。若松築港は定款を改訂し、港湾工事へ進出。
50年史は1-3章が沿革、4-7章が現況・資料にあたり、8章に年表という構成。
[1965年(昭40)若築建設(株)と改称]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。