情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『秩父鉄道五十年史』 【秩父鉄道, 1950】

会社名

秩父鉄道株式会社

書誌事項

秩父鉄道五十年史 / 秩父鉄道株式会社 [編]
 熊谷 : 秩父鉄道, 1950.12
 74, 32p, 図版4枚 ; 26cm
 注記: 編集兼発行者(奥付): 井上啓蔵 ; 印刷: アサヒ活版所 ; 折込み図1枚 ; 非売品 ; 縦組み ; 表紙は山岳風景画 ; 裏表紙に社章(?) ; 付: 正誤表(貼付)

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

社史紹介

埼玉県秩父地方は山岳地帯で交通は極めて不便であった。秩父・熊谷の有力者が上州館林と秩父間の鉄道敷設計画を立て、日本煉瓦の諸井恒平(もろい・つねへい、1862-1941)らの賛同を得て上武鉄道(株)を1899年(明32)設立登記。建設工事にかかり熊谷〜秩父間を1914年(大3)までに開業する。この間経営難に際し渋沢栄一の指導を仰ぐ。1916年(大5)には秩父鉄道(株)と改称。更に鉄道延長し武甲山石灰石浅野セメントへ搬出、1922年(大11)からは秩父セメントにも輸送し、業績を伸ばす。
50年史は創業と鉄道建設について簡潔に述べた後、観光や自動車などの関連事業、従業員待遇、福利厚生などに触れている。工事現場や沿線名勝の写真を多く掲載。

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。