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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『創業百年史』 【北陸銀行, 1978】

会社名

株式会社北陸銀行

書誌事項

創業百年史 / 北陸銀行調査部百年史編纂班編
 富山 : 北陸銀行, 1978.03
 19, 1209p, 図版18枚 : 挿図, 肖像 ; 27cm
 注記: 英文社名: The Hokuriku Bank, Ltd. (p1093 定款) ; 印刷: 大日本印刷 ; 横組み ; 見返しに北前船絵馬と富山城下絵図 ; 年表: p1163-1199 参考文献: p1201-1206

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / NDL Search (β) / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

社史紹介

金沢の士族らが1877年(明10)設立の第十二国立銀行は、売薬業者と密接な関係があった富山の第百二十三国立銀行1884年(明17)合併し、本店を富山に移す。また1889年(明22)設立の高岡銀行は米穀・肥料商や綿商、1894年(明27)設立の中越銀行は地主主体の企業家、1896年(明29)設立の富山橋北銀行(後富山銀行)は中小商業者をそれぞれ主な取引先としていた。4行はそれぞれ富山県内の多くの銀行を吸収しながら発展するが、1943年(昭18)戦時下の政策で合併し、北陸銀行が誕生。
1200頁を越える100年史は本編、産業編、資料編からなり、本編は創立前史、前身銀行史、北陸銀行史の3部構成。産業編は海運、売薬ほか北陸の地場産業の盛衰を詳述。合併の1943年を起点とする10年史20年史30年史が刊行されており、1877年の創業からの100年史では合併後の部分は簡潔にまとめている。

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。