情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『朝鮮銀行史』 【東洋経済新報社, 1987】

会社名

株式会社朝鮮銀行

書誌事項

朝鮮銀行史 / 朝鮮銀行史研究会編
 東京 : 東洋経済新報社, 1987.12
 xiii, 1034p, 図版1枚 ; 22cm
 注記: 英文社名: The Bank of Chosen (p833 定款) ; 印刷・製本: 大日本印刷 ; 折り込図1枚 ; 横組み ; 朝鮮銀行年表: p1011-1027 ; 人名索引: p1029-1034 ; ISBN: 4492060448

  • 社史・会社に関する各種ID :なし

社史紹介

第一国立銀行1878年(明11)釜山支店を開設以来、日韓貿易金融や海関税事務等を行っていた。同行は1896年(明29)第一銀行となり、1902年(明35)から韓国で第一銀行券を発行し実質的に韓国の中央銀行としての役割を果す。1909年(明42)韓国銀行条例(韓国法)に基づく韓国銀行が設立され、第一銀行から中央銀行業務を継承。韓国併合後1911年(明44)、韓国銀行は朝鮮銀行法(日本法)に基づく特殊銀行として朝鮮銀行と改称。その後中国やシベリアに進出し、朝鮮銀行券の流通による勢力圏の拡大がはかられた。第二次大戦後閉鎖機関に指定され解散し、朝鮮にあった資産をもとに韓国銀行と北朝鮮中央銀行が設立された。一方日本国内の残余資産をもとに1957年(昭32)日本不動産銀行が設立された。
当該社史は韓国銀行創設前史から閉鎖後日本不動産銀行設立までの過程を、膨大な一次資料を元に時代順の6章にまとめたもの。詳細な資料編と人名索引付。
[日本不動産銀行は1977年(昭52)日本債券信用銀行と改称(現・あおぞら銀行)]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。