情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『中日実業株式会社三十年史』 【中日実業, 1943】

会社名

中日実業株式会社

書誌事項

中日実業株式会社三十年史
 東京 : 中日実業, 1943.08
 352, 38p, 図版 ; 22cm
 注記: 英文社名: The China-Japan Industrial Development Co., Ltd. (附輯p7 1914年定款) ; 中国語社名: 中日実業股份有限公司 (同) ; 編集兼発行者: 中日実業株式会社野口米次郎 ; 印刷所: 大日本印刷榎町工場 ; 非売品 ; 縦組み ; 付: 中日実業株式会社定款 (8p) ; 内容: 第2章 第1節 渋沢子爵と孫文氏との提携 (p20-29). 第4章 渋沢子爵の渡華問題 (p86-107)

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / Worldcat 1,2 / NDL Search (β) / Webcat Plus 1,2 / Googleブックス 1,2,3,4

社史紹介

日清戦争後中国富源開発の為の日中合作の機運が高まり、1913年(大2)中国側代表を孫文(そんぶん、1866-1925)、日本側代表を渋沢栄一として中国興業(株)が創立された。1914年(大3)孫文に代わり中華民国大総統に就任した袁世凱(えんせいがい、1859-1916)の申し入れで、組織を強化し中日実業(株)に改組・改称。日中双方の法人格を有する会社として、鉱山、油田、炭礦、電気、綿業等の事業を展開する。
30年史は創立以前の諸情勢、会社の創立、渋沢の訪中、桃冲鉄山や東洋製鉄などの事業活動の概況、会社整理問題とその回復等を10章にまとめている。巻頭に関係者揮毫や肖像・書簡の写真を、巻末の附輯に定款、役員表、営業所所在地を掲載。
[1945年以降の消息不明]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。