情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『薔薇は薔薇 : 協和発酵35年史』 【協和発酵工業, 1984】

会社名

協和発酵工業株式会社

書誌事項

薔薇は薔薇 : 協和発酵35年史 / 協和発酵35年史編集委員会
 東京 : 協和発酵工業, 1984.08
 174p ; 31cm
 注記: タイトルは背による ; 奥付のタイトル: 薔薇は薔薇 : 協和発酵35年の歩み ; 表紙のタイトル: 薔薇は薔薇 : Throwing light on the future of the biological sciences ; 企画: 偕宣社, フタミ企画 ; 制作: フタミ企画 ; 印刷: 大日本印刷 ; 横組み ; 裏表紙に型押し (社章か) ; 口絵に北原白秋「薔薇二曲」より「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花サク。ナニゴトノ不思議ナケレド。」とバラの絵 ; 協和発酵35年の歩み: p[113]-163 ; 参考文献: 巻末

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / NDL Search (β) / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

社史紹介

協和化学研究所で発酵研究に携わった加藤弁三郎(かとう・べんざぶろう、1899-1983)は実業化のため1943年(昭18)東亜化学興業へ移るが、まもなく終戦となる。再建を託された加藤は社名を協和産業と改め、ペニシリン等の製造で発酵工業の柱を確立。その後再建整備法適用を受け第二会社として1949年(昭24)協和発酵工業を設立。ストレプトマイシンとアセトン・ブタノール発酵の技術導入成功により体力をつけ、数々の技術革新により植物ホルモンや石油化学部門へも進出する。
協和発酵工業設立からの35年史は前半が写真中心の技術史、後半が組織と営業の変遷を年表と写真でまとめている。刊行直前に没した創業者のスナップ写真を巻末に掲載。
[キリンホールディングス傘下のキリンファーマ(株)との合併により2008年(平20)協和発酵キリン(株)となる]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。