2011年5月11日(水)開催予定の国際シンポジウム「ビジネス・アーカイブズの価値」(渋沢栄一記念財団、ICASBL、企業史料協議会共催)のちらしに掲載した発表者、発表タイトルなどの一覧です。
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シンポジウム概要
シンポジウムのテーマは「ビジネス・アーカイブズの価値」です。企業アーカイブズは企業経営に貢献する知的経営資源であり、社会的、経済的、証拠的、学術的価値をもつ資料として、企業の社会的責任(CSR)活動に不可欠です。本シンポジウムでは企業アーカイブズの持つ多様な価値を明らかにするとともに、アーカイブズの管理活用に関わる国際的な最新動向を紹介します。
発表者は企業史料管理に関する豊富な経験を持つ、国際アーカイブズ評議会企業労働アーカイブズ部会運営委員と日本を代表する企業アーキビストの方々です。
本シンポジウムでの議論は、「企業(会社)」を「組織」に置き換えることによって、政府、自治体、大学その他あらゆる組織の運営に大きな示唆を与えるでしょう。
セッション1 : 企業史料の公共性と歴史マーケティング |
発表者 | 所属 | 発表タイトル(*) |
ヘニング・モーゲン | A.P.メラー・マースク社(デンマーク) | より広い見方:今日のコミュニケーションを歴史的事実で支える |
ディディエ・ボンデュ | サンゴバン社(フランス) | 会社の記憶:経営のツール、サンゴバン社の例 |
青木直己 | 株式会社虎屋(日本) | 日本の伝統産業とアーカイブズ:虎屋を中心に |
王嵐 | 中国国家档案局(中国) | 資産概念の導入と中国における企業記録管理へのその効果 |
アレックス・リッチー | 英国国立公文書館(英国) | ビジネス・アーカイブズのためのナショナル・ストラテジー:イングランドとウェールズ |
セッション3 : 企業の価値を教育に生かす |
発表者 | 所属 | 発表タイトル(*) |
アショク・カプール | インド準備銀行(インド) | インド準備銀行アーカイブズ:歴史資源そして企業資産 |
レズリー・リッチモンド | グラスゴー大学(英国) | 物語を語る:大学における企業史料の活用 |
クラウディア・オーランド | アンサルド財団(イタリア) | アンサルド財団:アーカイブズ、トレーニング、そして文化 |
(*)日本語タイトルは仮訳です。