情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『久保田鉄工八十年の歩み』 【久保田鉄工, 1970】

会社名

久保田鉄工(株)

書誌事項

久保田鉄工八十年の歩み
 大阪 : 久保田鉄工, 1970.10
 442, 89p, 図版5枚 ; 22cm
 注記: 印刷: 大日本印刷 ; 題字は社長米田健三筆 ; 年表: 巻末p[45]-89

社史紹介

大阪で鋳物の修業をした久保田権四郎(くぼた・ごんしろう、1870-1959、旧姓大出)は、鉄管需要の将来性を見越して1890年(明23)大出鋳物を創業。1897年(明30)久保田鉄工所と改称。鋳鉄管事業へ進出して画期的な製法を次々開発し、至難の事業とされていた水道鉄管の製造を成功させた。1930年(昭5)株式会社に改組、海外へも進出して発展する。戦後は鋳物と機械製造を再興し、下水用ヒューム管や建材等の新製品開発も進める。
80年史は本文15章と資料、年表からなり、製品写真等を本文中に掲載。渋沢栄一が関わった日本鋳鉄(資)にも触れている。[日本鋳鉄の沿革は『製鉄事業ニ関スル建議書』(1901)に記載されている]
[1990年(平2)(株)クボタに社名変更]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。