情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『社史』 【旭硝子, 1967】

会社名

旭硝子株式会社 [Asahi Garasu Kabushiki Kaisha]
Asahi Glass Co., Ltd

書誌事項

社史 / 旭硝子株式会社臨時社史編纂室編
 東京 : 旭硝子, 1967.12
 22, 891p, 図版29枚 ; 30cm
 Title in romaji: Shashi

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2,3 / NDL Search (β) / Webcat Plus 1,2 / Googleブックス 1,2 / 社史ウィキ

関東大震災」に関する本文の概要 (p127-131)

  • 東京出張所と常盤橋ぎわの三菱倉庫を全焼。鶴見工場の工場部分はほぼ全壊、事務所部分は傾斜程度であった。
  • 工場は交替日で出勤者が少なく、昼食後の休憩時で従業員は屋外にいて死傷者は少なかった(4名が死亡)。
  • 15日に窓ガラスを含む各種建材その他の輸入税減免に関する緊急勅令が公布施行。鶴見工場の復興にかかり12月14日に再開。製品の価格維持に努め暴利抑制した。
  • 震災後国内窓ガラスの需要は急増し、耐震耐火建築用に3ミリ以上のガラス需要が多くなった。
  • 震災直後の売上高は減少したが、翌1924(大正13)年10月期は大幅に伸びた。しかしその後は一般財界の不振、昭和恐慌などにより収益悪化となる。

目次にあらわれた「関東大震災」関連事項

項目ページ
第1部 総合史 / 第3編 第1次大戦後の反動不況下における国際競争と合理化対策(大正8年〜大正15年//1919年〜1926年) / 第4章 関東大震災後の当社業績の進展127
  第1節 鶴見工場の被害概況127
  第2節 大震災以後のガラス需給129
  第3節 大震災以後の当社営業成績130
  第4節 アジア大陸への進出第一歩(昌光硝子)131

年表にあらわれた「関東大震災」関連事項

年月日内容年表種別
1923(大正12)年9月1日鶴見工場は関東大震災により主要設備、建物の全壊、半壊など甚大な損害を蒙る。同年12月14日復旧し作業を開始当社沿革
1923(大正12)年9月関東大震災国内外の主要事項

索引にあらわれた「関東大震災」関連事項

項目ページ索引種別
関東大震災の被害127事項索引

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