渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』の最新号が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。
- 【渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
- 心ゆくもの 栄一
吹く風にやがて暑さは払はれて
青葉にそそぐ夕立の雨 (明治三七年)- 『渋沢栄一訓言集』より
○ いかにみずから苦労して築き上げた富にても、これを自己一人の専有物と思うは、大いなる了簡違いである。人は己れ一人のみで何事もでき得るものでなく、国家社会の保護があればこそ、富みかつ栄えて、安全に生活することができるのである。もし国家社会の保護がなかったならば、満足にこの世に処することは、不可能である。されば富が増せば増すほど、社会の助力を受けることが多くなるわけであるから、この恩恵に対する報酬として、救済事業に力をつくすは、すなわち当然の義務で、できるだけ社会のためにつくすが、富者の本文と言うべきものである。- 【随想】 レコード今昔 / 石井貞吉 …… p.6-8
- 【家族の風景 15】 隠れ君子はどれだけいるか / 神津カンナ …… p.12-13
- 【今月の栄一】 東北一の良港、他に比肩するもの無かるべし - 大船渡築港鉄道株式会社 : ゆかりの場所・岩手 …… p.17
- 唐崎の松と渋沢栄一 : 「懐旧の情やみかたくて」を考える / 小林敏男 …… p.38-41
- 渋沢栄一関連会社社名変遷図 〔35〕諸金融機関 …… p.42
- 【「せいえんひろば」】 「論語とそろばん」セミナー本年も開催 ; 『論語と算盤』読書会を実施 …… p.43
- 【渋沢財団 史料館だより】 No.338 渋沢栄一とワグネル : 日独交流一五〇周年に際して …… p.46-47
- 【史料館の窓】 震災後の渋沢史料館と財団の取り組み …… p.48