情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『社史が語る原爆・ヒロシマ』 【新日本出版社, 2003】

書誌事項

社史が語る原爆・ヒロシマ / 「しんぶん赤旗」中国四国総局著
 東京 : 新日本出版社, 2003.01
 141p ; 19cm
 注記: ISBN: 4406029656
 内容: はじめに. 路面電車被爆した-広島電鉄. ライフラインの復興-中国電力. 記者たちの見た地獄-中国新聞. 被爆者救援「いのちの塔」-日赤. 被爆建造物-福屋百貨店. いまも燃える「原爆の火」-金正堂. 救援列車は走った-旧国鉄. 爆心のやぐらと平和のバラ-島病院. おわりに. 被爆体験の継承をめざして / 宇吹暁. 引用文献一覧: p130-131

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / NDL Search (β) / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

解題

2002年1月〜8月に「社史が語る戦争・原爆」と題して『しんぶん赤旗』の中国四国ページに80回にわたり連載された記事をまとめたもの。収録されているのは交通・エネルギー・商業・情報・医療各分野の広島における基幹組織(広島電鉄、旧国鉄中国電力、福屋百貨店、中国新聞、日赤病院)と、「原爆の火」継承の発端となった「金正堂書店」、爆心地にあった「島病院」の計8機関。それぞれの機関の社史や手記を手掛かりに被爆者に取材し証言を得て、被爆状況と関係者の平和への取り組みを簡潔にまとめている。巻末の「被爆体験の継承をめざして」には原爆報道と原爆手記に関するデータも掲載。引用文献一覧には社史や手記など29点を掲載。