情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『青淵』第750号(2011.09)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』の最新号が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
    • 鏡が浦にて富峰を見て  栄一
        ふく風に雲のうはぎぬ脱ぎすてゝ
         かがみが浦にうつす富士の根   (明治四二年)
    • 渋沢栄一訓言集』より
      ○ 国を治むるは王道を行うが為政者の徳義である。
       ある一派の人は「世が文明に進めば、それに従って人情風俗も推移するものであるから、古えの王道のごときは、古人の夢に過ぎない。仁義道徳は、時代に由って異なるものである」という。しかし人間行為の標的たるべき仁義道徳が、時代に由って易(か)わるとすれば、これほど当てにならぬものはなく、尊ぶに足らない。元来仁義道徳なるものは、千古不易の真理なればこそ、そこに大いなる権威もあり、価値もあるのである。もし為政者が、仁義道徳を顧みずして、ただ権謀術数を事とし、己れの時代だけ無難にやってのければよいと考えるならば、それは誤りである。一人溝壑(こうがく)に溺るるあらば、己れがこれを陥れたと考えて、どこまでも王道を行うが、為政者の徳義である。さもなくば、人情は次第に薄くなり、風紀は弛み、甚だ憂慮すべき結果を将ち来たすであろう。
  • 【今月の栄一】 創立発起人から相談役に - 茨城採炭株式会社 : ゆかりの場所・茨城 …… p.27
  • 「栄一翁のお給与」から / 奥田豊 …… p.31-33
  • 富岡製糸場の建設と渋沢栄一を巡る郷土の人々 : 場内の煉瓦造建築を中心に / 金子祐正 …… p.34-37
  • 渋沢栄一関連会社社名変遷図 〔37〕陸運:西日本A …… p.41
  • 【「せいえんひろば」支部情報】 海匝支部が会員総会を実施 …… p.42
  • 【「せいえんひろば」財団トピックス】 第二一〇回会員総会を開催 ; 「論語とそろばん」セミナー第四回を開催 ; 第二八回渋沢・クローデル賞 …… p.42-43
  • 【渋沢財団 研究部だより】 No.340 東日本大震災復興に向けて …… p.47-46
  • 【史料館の窓】 毎日暑いですね …… p.48