実業史研究情報センターのスタッフはこの3月に米国北部の都市ピッツバーグを訪問し、1909年の渡米実業団の足跡をいくつかたどってまいりました。渋沢栄一率いる渡米実業団は1909年11月5日から6日にかけての2日間、ピッツバーグで鉄鋼王カーネギー縁の施設などを精力的に訪問しています。同時代を生きたアンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie, 1835-1919)とジョージ・ウェスチングハウス(George Westinghouse, Jr, 1846-1914)という米国の実業家と渋沢栄一(1840-1931)の足跡が、ピッツバーグという都市で交差した軌跡を、7つのエントリーでご紹介いたします。
渡米実業団が訪問したピッツバーグの今昔 : 目次
(1) はじめに
(2) ホームステッド製綱所
- カーネギー
- ホームステッドの製鋼所跡
- 『アンドルー・カーネギー自叙伝』
(3) ウェスチングハウス社
- ウェスチングハウス
- ウェスチングハウス・キャッスル
(4) カーネギー館
- カーネギー館
- ピッツバーグ・カーネギー図書館(本館)
(5) マーガレット女学校
- マーガレット女学校の歴史
- マーガレット・モリソン・カーネギー・ホール
(6) シェンリー・ホテル
- シェンリー・ホテルの歴史
- シェンリー・ホテルの今
(7) シェンリー公園
- シェンリー公園の今
- シェンリー公園の歴史
- メアリー・シェンリーの社会事業への寄付
(8) フィップス温室
- フィップス温室の今 - 誤訳の発見
- フィップス温室の歴史
- 創設者ヘンリー・フィップス
(9) おわりに