情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『三十年之回顧』 【商業興信所, 1922】

会社名

合名会社商業興信所 [Gomei Kaisha Shogyo Koshinjo]

書誌事項

三十年之回顧 / 阿部直躬著
 大阪 : 商業興信所, 1922.05
 6, 32, 4, 412p ; 19cm
 注記: Title in romaji: 30-nen no kaiko ; 序 / 井上準之助, 小山健三 ; 著者は副所長 ; 印刷: 工業之日本社印刷所 ; 縦組み

  • 社史・会社に関する各種ID : なし

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

社史紹介

日銀の初代大阪支店長外山脩造(とやま・しゅうぞう、1842-1916)は欧米で信用取引発達ための信用調査機関の重要性を知る。関西地区の銀行30行の協力を得て、日本初の興信業として1892年(明25)商業興信所を大阪に設立。米国興信所の例にならい『商工資産信用録』『日本全国諸会社役員録』等を刊行する。1894年(明27)には東京興信所創立のため渋沢栄一が視察に訪れる。1920年(大9)合名会社に改組。
副所長執筆の30年史は編年体で経済界概況と大阪地区を中心とした商業動向を詳述し、商業興信所記事では人事や海外との提携にも触れる。
[1944年(昭19)東京興信所と合併し(株)東亜興信所となる]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。