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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『東奔西走百年の歩み』 【東亜興信所, 1992】

会社名

株式会社東亜興信所 [Kabushiki Kaisha Toa Koshinjo]

書誌事項

東奔西走百年の歩み
 大阪 : 東亜興信所, 1992.03
 251p ; 27cm
 注記: Title in romaji: Tohon seiso 100-nen no ayumi ; 新商号: 株式会社サン・トーア ; 編纂兼著者: 佐藤俊雄 ; 印刷: 不二印刷 ; 非売品 ; 横組み ; 編纂兼著者は会長 ; 巻頭に結城豊太郎揮毫の社名色紙 ; 付: 正誤表1枚

社史紹介

日銀の初代大阪支店長外山脩造(とやま・しゅうぞう、1842-1916)は欧米で信用調査機関の重要性を知る。関西地区の銀行30行の協力を得て、日本初の興信業として1892年(明25)商業興信所を大阪に設立。東京では第一銀行頭取渋沢栄一の主導で京浜地区の銀行26行の協力のもと、1896年(明29)東京興信所が発足。両者はそれぞれに業績を伸ばしていたが、1944年(昭19)戦時下の企業再建整備計画の一環として合併し、東亜興信所が設立された。1978年(昭53)にはホテル業に進出。創業100周年を記念して1992年(平4)にサン・トーアと商号変更。
100年史は本文15章と付録から成り、本文では興信事業の起源から、それぞれの会社の創業者外山脩造と渋沢栄一の略歴と交友関係、商業興信所及び東京興信所の創業と合併までの経緯、合併から創業100周年に至るまでを記述。

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。