実業史研究情報センターのスタッフは、2012年6月26日、さくらWORKS<関内>で開催された「復興ツナガリin横浜・関内」に参加しました。
- 復興ツナガリ in 横浜・関内 | Facebook
http://www.facebook.com/events/432368696804091/
この催しは東日本大震災の復興に関係する人たちの交流会で、当日は40人近くの参加者がありました。冒頭にライトニングトークという短いプレゼンテーションの時間があり、センター・ブログに掲載している「社史にみる災害と復興」について語ることができました。タイトルは「社史にみる関東大震災」とし、そのもようはUstreamで中継されました。
参加者のうち社史を触ったことのある方は少数でしたが、終了後多くの方から内容が興味深かったという感想をいただきなによりでした。
ライトニングトーク「社史にみる関東大震災」の概要
社史にはその会社の歴史だけでなく、人間社会の実に様々なことが書かれている。それらの情報を使いやすいようにするため、社史の中身を横断的に検索するデータベースを作成している。
昨年東日本大震災の発生に際し、そのDBを「関東大震災」で検索したら900件以上のデータがヒットした。そのデータが載っている社史を実際に見ると、さまざまな会社が震災に際し、どのように対応したか、どのように復興への道筋をつけたか、それをどのように記録して次の世代へ伝えていったかが具体的によくわかる。それらの事項を社史ごとにまとめ、センター・ブログに「社史にみる災害と復興」というカテゴリーを新設して、これまでに34件配信した。
その作業を通して、多くの会社が震災後直ちに復旧復興へ向けた活動を始めていること、自社だけでなく地域社会の人々に支援の手を差し伸べ、義捐金を寄付し、自社製品を提供していること、そして震災を機に新製品を開発し、新しい市場を開発していることがわかった。
こういった日本企業の底力、日本社会の底力をできるだけ多くの人に伝えたい。どうぞ私どものブログをご覧ください。
参考リンク
- カテゴリー「社史にみる災害と復興」
〔実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」〕
http://d.hatena.ne.jp/tobira/archive?word=%2A%5B%BC%D2%BB%CB%A4%CB%B8%AB%A4%EB%BA%D2%B3%B2%A4%C8%C9%FC%B6%BD%5D
- 復興ツナガリ#01 [24分40秒くらいから約3分間]
〔Ustream.tv〕
http://www.ustream.tv/recorded/23577142