情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『かつお節物語 : 日本の味から世界の味へ : かつお節を科学して二八〇年』 【にんべん, 1979】

会社名

株式会社にんべん [Kabushiki Kaisha Ninben]

書誌事項

かつお節物語 : 日本の味から世界の味へ : かつお節を科学して二八〇年 / 現代経営研究所編著
 東京 : にんべん, 1979.08
 246p : 挿図 ; 22cm
 注記: Title in romaji: Kastsuobushi monogatari : Nihon no aji kara sekai no aji e : katsuobushi o kagaku shite 280-nen ; 製作: 日本法令様式販売所 ; 印刷: 千修 ; 製本: 雄正社製本所 ; 非売品 ; 縦組み ; 題字は小林竜峰筆 ; にんべんの事業歴を中心とした日本史年表: p225-243 ; 参考文献: 各章末

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / CiNii Books / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2,3 / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2 / 社史Wiki

社史紹介

伊勢出身の初代高津伊兵衛(1679-1729)は江戸の雑穀商に奉公後、1699年(元禄12)日本橋で鰹節商を開始。伊勢屋伊兵衛と屋号を定め良品廉価の方針を貫き現金商売に成功。六代目伊兵衛(?-1837)は1830年代(天保年間)に世界初の商品券を創案し普及させる。伊勢屋は明治以降の激動の時代にも事業を守り1918年(大7)(株)高津商店に改組。1948年(昭23)(株)にんべんと改称。フレッシュパックやだしパックなどの商品開発を進め発展する。
創業からの280年史の前半は、3代目が書き残した膨大な『追遠訓』をもとに日本の味としての鰹節の歴史をまとめたもの。後半に会社の沿革を記述し、最後に各界名士26人からのコメントを掲載している。

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。