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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『台湾製糖株式会社史』 【台湾製糖東京出張所, 1939】

会社名

台湾製糖株式会社 [Taiwan Seito Kabushiki Kaisha]

書誌事項

台湾製糖株式会社史 / 台湾製糖株式会社東京出張所編
 東京 : 台湾製糖東京出張所, 1939.09
 3, 2, 13, 8, 347, 111, 3p, 図版87枚 ; 27cm
 注記: Title in romaji: Taiwan Seito Kabushiki Kaisha shi ; 奥付の編輯者: 台湾製糖株式会社東京出張所伊藤重郎 ; 印刷: 共同印刷 ; 折り込図8枚 ; 非売品 ; 年表: 巻末p1-111

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC 1,2 / Webcat / CiNii Books / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2,3,4,5,6 / NDL Search / Webcat Plus 1,2,3 / Googleブックス 1,2 / 社史Wiki

社史紹介

明治以降消費が増加した砂糖は、ほとんどが輸入品であった。日清戦争で台湾が日本の領土となり、甘蔗栽培に適した台湾での糖業創設が企図される。元ハワイ国公使アーウィン(Robert Walker Irwin、1844-1925)の指導のもと、益田孝(ますだ・たかし、1848-1938)らは1900年(明33)台湾製糖(株)を設立(渋沢栄一は株主)。工場を建設し2年後には操業を開始。栄一が関わった八重山糖業(株)等から新式機械を譲受けた。生産高を伸ばし工場を増設、製糖機械の開発や原料甘蔗の品質改良も進めて発展する。
創立35年を機に編纂された社史は、巻頭に創業からの沿革の概説を置く。第1-9章が時代ごとの詳細な沿革で、第5章には明治末期の大暴風雨襲来による被害と対策を記述。現況と傍系会社等を第10章にまとめている。
[1950年(昭25)内地資産を継承して台糖(株)発足(現・三井製糖(株))]

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。