情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『中北薬品二百五十年史』 【中北薬品, 1977】

会社名

中北薬品株式会社 [Nakakita Yakuhin Kabushiki Kaisha]

書誌事項

中北薬品二百五十年史 / 中北薬品株式会社社史編纂委員会編
 名古屋 : 中北薬品, 1977.11
 556p, 図版5枚 ; 27cm
 注記: Title in romaji: Nakakita Yakuhin 250-nenshi ; 監修: 林董一 ; 印刷: 大日本印刷 ; 横組み ; 表見返しは『尾張名所図会』から「伝馬会所札ノ辻」, 裏見返しは同「御薬園」 ; 年表: p521-552 ; 主要参考文献: p553

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / CiNii Books / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2 / 社史Wiki

社史紹介

名古屋伝馬町の油屋の2代井筒屋(中北)伊助(1722-1807)は薬種問屋で修業し、1747年(延享4)薬種業を兼業。1793年(寛政5)には薬業者の多い京町に進出して薬種専業となる。井筒屋は栄枯盛衰を経て明治期に洋薬の取り扱いを始め、1877年(明10)屋号を中北商店と改める。業界の進歩と近代化に合わせ、1914年(大3)合名会社となる。1944年(昭19)製薬部門を分離して中北製薬(株)を設立するが、戦後1950年(昭25)同社を合併し中北薬品(株)と改組改称。医療機器等の販売にも進出し総合医療産業を目指して発展する。
中北家文書と社内資料から編纂した250年史は井筒屋伊助時代、中北商店時代、合名会社時代、中北薬品時代という区分で沿革を記述。各時代の薬業界の状況を、多くの史資料を使って描き出している。

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。