情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『福井精練70年史 : 1889-1959』 【福井精練加工, 1961】

会社名

福井精練加工株式会社 [Fukui Seiren Kako Kabushiki Kaisha]

書誌事項

福井精練70年史 : 1889-1959
 福井 : 福井精練加工, 1961.01
 432p, 図版17枚 ; 27cm
 注記: Title in romaji: Fukui Seiren 70-nenshi : 1889 1959 ; 印刷: 吉田錦文堂 ; 非売品 ; 横組み ; 表紙に社章の型押し ; 年譜: p375-429 ; 主な参考文献: p432

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / CiNii Books / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2 / 社史Wiki

社史紹介

明治期に福井の羽二重は需要が伸びたが、精練染色加工は京都で行われていた。京都の黒川栄次郎(1866-1948)らは1889年(明22)福井に京越組を創立し精練加工を開始。続いて多くの精練業者が乱立し競争する中、京越組を継承した黒川練工場は2度の合同を経て1923年(大12)福井精練加工(株)が創立。輸出用絹織物の生産を伸ばし人絹加工にも進出。戦時中は落下傘等軍需用品を生産。戦後は衣料の需要増と輸出再開で復興する。
京越組創立からの70年史は沿革、現況、回想、資料という構成で、戦災を免れた多くの史料や図版を本文中に取り入れた編集。
[1973年(昭48)セーレン(株)と改称]
[羽二重=上質の白い絹織物]
[精練=繊維中の夾雑物を除き、繊維の特性を発揮させて、漂白・染色をするための準備工程]

参考リンク

  • 沿革 セーレン120年の歩み
    〔セーレン株式会社 | SEIREN〕
    http://www.seiren.com/company/history/
  • [社名変遷図紹介] 綿業 B 〔商工業:繊維〕 - 渋沢栄一関連会社社名変遷図
    〔実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」 - 2011年8月12日〕
    http://d.hatena.ne.jp/tobira/20110812/1313113293
  • [社史紹介(速報版)] 『鐘紡製糸四十年史』 【鐘淵紡績/鐘淵蚕糸, 1965】
    〔実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」 - 2012年11月1日〕
    http://d.hatena.ne.jp/tobira/20121101/1351737479

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。