- アーカイブのつくりかた : 構築と活用入門 / NPO知的資源イニシアティブ編
〔勉誠出版〕
http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=2&products_id=100175
実業史研究情報センターでは、2004年より『渋沢栄一伝記資料』のデジタル化事業を行っております。この事業では、渋沢栄一の事績に関する全68巻の資料集である『伝記資料』の画像化、テキスト化を行い、デジタル・リソースとしてさらに高度な利用が可能となるよう各種作業を進めています。
このたび、勉誠出版より刊行された『アーカイブのつくりかた : 構築と活用入門』(知的資源イニシアティブ編)に、センターのデジタル化の事例が掲載されました。実践事例の冒頭におかれた「『渋沢栄一伝記資料』デジタル化 : 参照する資料集から、情報連結のプラットフォームへ」(p.196-203)では、『伝記資料』デジタル化の経緯と具体的なプロセス、デジタル化により可能となったことや今後の課題などについてわかりやすくご紹介しています。近代日本の資料集をデジタル化される方々に、先進事例のひとつとして参考にしていただければ幸いです。
なお、『アーカイブのつくりかた』は、第I部「座談会:知識のアーカイブ」、第II部「アーカイブの意義と愉しみ方」、第III部「アーカイブをデジタルで活用する」で構成され、第III部では、企画・デザイン、技術、法律上の問題整理や解決方法などデジタルアーカイブづくりの実際的な問題と実践例が扱われています。ぜひご活用ください。