明治以降日本の多くの企業が出版した社史の中には、企業や産業の歴史だけではなく、森羅万象に関わる様々な事柄が書かれています。現在構築中の「社史索引データベース」の世界を百科事典のように縦横に探索してみると、具体的にどのようなものがわかるのか、テスト用のサンプルデータを検索してみました。その結果を「人名団体名編」「地理地名編」「歴史年代編」「ことがら編」に分けてご紹介していきます。
サンプルデータの概要
- このサンプルは約400冊の社史の「目次」「資料編」「年表」「索引」データを抽出して統合したもの。全体の状況を確認するために作ったもので、個々のデータは未校正。
- 「資料編」データは社史の巻末や別冊にある資料のタイトルなどを抽出したもの。
- 年表や索引に「当社事項/一般事項」「人名索引/事項索引」のような区分がある場合は、種別の後に区分の詳細を記載した。
- 作業の都合で「年表」データだけを抽出した社史もある。
- 収録データ数の合計は約61万件(「目次」約94,000件、「資料編」約5,000件、「年表」約426,000件、「索引」約86,000件)
*データ掲載例
内容 | 年月日 | 『社史タイトル』 (発行所、発行年) | 種別(詳細) |
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将軍家茂没し徳川慶喜宗家を相続。 | 1866.07.29 | 『ニチボー75年史』(ニチボー、1966) | 年表(業界ならびに内外情勢) |
参考リンク
- 社史プロジェクト
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/shashi/index.html - 社史の楽しみ − 実業史研究情報センターの社史索引プロジェクト
〔渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター〕
http://www.shibusawa.or.jp/center/newsletter/680.html