情報資源センター・ブログ

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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『製紙業の100年 : 紙の文化と産業』 【王子製紙 ; 十条製紙 ; 本州製紙, 1973】

会社名

王子製紙株式会社 ; 十条製紙株式会社 ; 本州製紙株式会社 [Oji Seishi Kabushiki Kaisha ; Jujo Seishi Kabushiki Kaisha ; Honshu Seishi Kabushiki Kaisha]

書誌事項

製紙業の100年 : 紙の文化と産業
 東京 : 王子製紙 ; 十条製紙 ; 本州製紙, 1973.06
 347p, 図版 [8] p ; 21cm
 注記: Title in romaji: Seishigyo no 100-nen : kami no bunka to sangyo ; 執筆者: 宮本常一, 宮本又次, 由井常彦, 栂井義雄 ; 編集・制作: 日本経営史研究所 ; 印刷: 凸版印刷 ; 装丁: 鈴木礼男 ; 縦組み ; 用紙は3社製品

社史紹介

紙幣類や新聞・書籍用の国産洋紙製造のため、渋沢栄一らの尽力で1873年(明6)抄紙会社が誕生。後に王子製紙と改称し近代技術を導入して発展する。
本書は創業100年記念に、旧王子製紙が戦後3分割されて誕生した王子製紙(当初は苫小牧製紙)、十条製紙、本州製紙の3社が共同出版したもので、4つの部分からなる。「紙と文化」では紙の役割を歴史的にたどり、「製紙業100年のあゆみ」では明治以降の近代的製紙業の発達と変遷を記述。「製紙業をになった人びと」では製紙業の発展に関わった40人を取り上げ、写真と共に業績を紹介。「現状と将来の展望」と題した座談会では3社社長が忌憚なく論じあっている。巻末に資料付。
[王子製紙新王子製紙と改称後、1996年(平8)本州製紙と合併し再び王子製紙と改称(現・王子ホールディングス)。十条製紙は合併により1993年(平5)日本製紙となる]

目次

項目ページ
序文
紙と文化 / 宮本常一
  1 和紙の起り2
  2 紙の文化と生活14
  3 近世における和紙52
製紙業一〇〇年のあゆみ / 宮本又次, 由井常彦
  1 明治時代の製紙業78
  2 大正時代の製紙業124
  3 昭和(戦前)時代の製紙業144
  4 戦後再建期の製紙業164
  5 高度成長期の製紙業195
製紙業をになった人びと / 栂井義雄
  1 創成時代の人びと244
  2 発展を推進した人びと266
  3 王子製紙の人びと282
現状と将来の展望・座談会 / 田中文雄, 渋谷健一, 川口利朗, 平田英一郎, 薬袋進317
付・現況および関係会社337

参考リンク

更新履歴

2013.03.07:参考リンクに「王子製紙関連社史及び文献案内」(PDF)および『王子製紙社史』を追加、社史紹介「お」「ほ」「に」ほか削除
*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。