情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『王子製紙苫小牧工場創業100年のあゆみ』 【王子製紙苫小牧工場, 2010】

会社名

王子製紙株式会社苫小牧工場 [Oji Seishi Kabushiki Kaisha Tomakomai Kojo]
[Tomakomai Mill, Oji Paper Co., Ltd.]

書誌事項

王子製紙苫小牧工場創業100年のあゆみ : スエズ以東にかかる大工場なく、日本製紙界に一大改革を起こす = The history of 100 years Tomakomai Mill Oji Paper Co., LTD / 一耕社編集・製作
 苫小牧 : 王子製紙苫小牧工場, 2010.09
 135p ; 30cm
 注記: Title in romaji: Oji Seishi Tomakomai Kojo sogyo 100-nen no ayumi : Suezu ito ni kakaru daikojo naku Nihon seishikai ni ichidai kaikaku o okosu ; 印刷・製本: ダイシン印刷 ; 渋沢栄一の肖像あり ; 縦組み ; 表紙に工場写真 ; 表紙と本文は自社製品, 見返しと扉は王子特殊紙(株)製品

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / Webcat / CiNii Books / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2,3 / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2 / 社史Wiki

社史紹介

洋紙の国内自給を目指して1910年(明43)操業開始した王子製紙苫小牧工場は、最新鋭の設備導入と技術革新で世界最大の新聞用紙工場として発展する。
100年史は操業開始からの歩みを時代順に7章で綴り、多くの図版やエピソードを本文中に取り入れている。巻末に資料付。社史はこれまでに『五十年の歩み』(1960)が出ている。

目次

項目ページ
I 洋紙の国内自給をめざしてここから歴史は始まった12
  1873  苫小牧工場創業前夜13
  1904  理想の地を求めて14
  1905  漁業の寒村に工場建設の大計画16
  1907  千歳川水力発電所の建設22
       原野に現れた近代工場30
II 東洋一の近代工場は成り、洋紙の国内自給が達成された 40
  1910  新聞用紙専抄工場への整備41
  1915  王子創業が招いた町の発展46
III 不況と戦雲の中、工場の近代化は進められた54
  1927  日産100万ポンド達成へ55
IV 戦禍を乗り越え、人びとは新たな歴史を築いた66
  1945  生活と生産基盤の再建67
  1949  3社分割〜苫小牧製紙の発足70
  1951  王子製紙工業の発足と近代化78
       市制施行そして港づくりへ82
V 旧来の設備を一新し、舞台は世界へと広がった94
  1963  世界一の新聞用紙専抄工場へ95
  1970  資源確保と公害対策98
VI 紙のあらゆる可能性を追求し、総合製紙企業の王道を106
  1980  世界最高レベル、新5号抄紙機の完成107
  1984  SPからKPへの転換、PGWの生産も開始108
  1986  既存抄紙機の大改造と海外での工場建設110
       軽く、薄く、そして美しく114
VII 環境・文化への貢献を目指し、新たな歴史づくりが始まった120
  1997  新6号抄紙機建設と新事務所の竣工121
  1998  循環型産業に向けたDIPの増強124
  2004  環境にやさしい代替燃料RPF126
       紙づくりは森づくりから132
       未来へ続く森のリサイクル135
苫小牧工場歴代工場長/従業員数推移・生産高推移138
苫小牧工場概略年表巻末

参考リンク

更新履歴

2013.03.07:参考リンクに「王子製紙関連社史及び文献案内」(PDF)、「社史紹介(速報版)」エントリーを追加
*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。