実業史研究情報センター・企業史料プロジェクト担当の松崎裕子が執筆し、『情報の科学と技術』第62巻10号(2012.10)に掲載された「資産としてのビジネスアーカイブズ : 付加価値を生み出す活用の必要性と課題」の無料公開がCiNiiで開始されました。下記ページの「CiNii PDF」ボタンをクリックするとPDFが開きます。
- 資産としてのビジネスアーカイブズ : 付加価値を生み出す活用の必要性と課題(<特集>アーカイブズの現在)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009518227 - 参考:情報の科学と技術 62(10) - 目次
http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN10005857/ISS0000483378_ja.html
抄録:
組織アーカイブズとしてのビジネス(企業)アーカイブズは「多様な価値を持つ経営資産」である。現在国内外では、組織内アーカイブズの価値を高め、それを通じた親組織の経営の質の向上に寄与するアーカイブズの活用が進められつつある。一方、記録管理(レコードマネジメント)とアーカイブズを結び付けるレコードキーピングの未確立、組織内アーカイブズへのアクセスに関する相反する考え方の存在、アーカイブズ理念とそれに連動する評価選別に関する考え方の未整理、アーカイブズ担当者(アーキビスト)が業務に精通し付加価値を生み出すための教育研修のあり方、海外現地法人のアーカイブズ管理の困難さ、といった課題が存在している。
なお、2013年4月3日現在「CiNii 論文PDF - 定額アクセス可能」とありますが、自由に読むことができるようです。ご活用いただければ幸いです。