情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 犬丸徹三著『ホテルと共に七十年』 【展望社, 1964】

会社名

株式会社帝国ホテル [Kabushiki Kaisha Teikoku Hoteru]
[Imperial Hotel]

書誌事項

ホテルと共に七十年 / 犬丸徹三著. -- 上製版
 東京 : 展望社, 1964.04
 530, 14p, 図版8枚 ; 22cm
 注記: Title in romaji: Hoteru to tomoni shichiju-nen ; 印刷: 新光印刷工業 ; 製本: 井上製本所 ; 渋沢栄一胸像写真あり ; 著者の肖像あり ; 縦組み ; 見返しに富士を背景とした帝国ホテルの絵 ; 標題紙の英文社名: Imperial Hotel ; 年譜: 巻末p2-14

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / CiNii Books / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

会社沿革と社史メモ

石川県出身の犬丸徹三(いぬまる・てつぞう、1887-1981)は東京高等商業学校卒業後、満洲・上海・欧州・米国でホテル業務に従事。1890年(明23)開業の帝国ホテルに1918年(大7)招聘され帰国し、翌年副支配人に就任。ライト設計の新館建築中の1923年(大12)支配人となる。昭和期の発展を築き戦火を乗り越え終戦後1945年(昭20)末に社長に就任。戦後のホテル事業復活と共に観光業界発展にも尽力する。
本書は70年余りの人生の大半をホテル業界に身を置き、帝国ホテルの業績向上に深く貢献した著者の自伝。「半生の記」と題し38回に渡り日本ホテル協会機関誌『ホテル・レビュー』に連載した記事を元に編集。真摯な語り口で帝国ホテルと日本のホテル業界の足跡を描き出している。

目次(抜粋)(帝国ホテル略史のみ詳細を記載)

項目ページ
  写真第1集巻頭
幼少のころ3
一ツ橋時代23
満洲から上海へ49
ヨーロッパの四年67
米国の生活と帰国93
帝国ホテル略史105
  その創立105
  明治期を過ぐ108
  新館増築の計画111
関東大震災前後117
三巨星の追憶175
大正から昭和へ191
国際観光の開花231
戦雲戦火295
占領下の日本341
ホテル二百七十年385
  写真第2集
講和条約発効まで417
この十余年441
現在の時点に立って521
  年譜巻末1
  あとがき巻末

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。