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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『帝国ホテル百年史』 【帝国ホテル, 1990】

会社名

株式会社帝国ホテル [Kabushiki Kaisha Teikoku Hoteru]
[Imperial Hotel, Ltd.]

書誌事項

帝国ホテル百年史 : 1890-1990 / 帝国ホテル編
 東京 : 帝国ホテル, 1990.11
 1012p, 図版14枚 ; 27cm
 Title in romaji: Teikoku Hoteru hyaku-nenshi : 1890-1990 ; 別タイトル: Imperial Hotel 100th anniversary = 開業100周年 ; 英文社名: Imperial Hotel, Ltd. (p916 定款) ; 制作・協力: 凸版印刷(株)年史センター ; 印刷・製本: 凸版印刷 ; 横組み ; 主要参考文献: p1005-1010 ; 年表: p943-988 ; 索引: p990-1004

外部機関の所蔵データほか

NDL-OPAC / CiNii Books / 神奈川県立川崎図書館 / Worldcat 1,2 / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

会社沿革と社史メモ

幕末の開国以後、外国の賓客接待のための近代ホテルの必要性が高まる。財界実力者渋沢栄一大倉喜八郎らを発起人に1887年(明20)有限責任東京ホテル会社設立。しかし近くに同名のホテルがあり1890年(明23)有限責任帝国ホテル会社と改称し、同年帝国ホテル開業。1893年(明26)株式会社に改組。1923年(大12)にはライト設計の全館が完成、同年の関東大震災の被害も軽微で、戦前戦後を通じて多くの来日外国人が宿泊。戦後は進駐軍に接収されるが、解除後は観光ビジネスの拡大と共に事業を拡充。1970年(昭45)に現本館が完成し、卓越したサービスの提供を目指して発展する。
本格的社史として初めて編纂された100年史は沿革編と資料編からなる。沿革編は帝国ホテルの創業からの経営施策の足跡に加え、関連の深い観光行政や帝国ホテルが欧米から移入した生活文化等についても触れる。人名・事項索引付。同時に普及版と英語版の社史も刊行。

目次(大項目のみ)

項目ページ
ごあいさつ / 小佐野政邦, 犬丸一郎巻頭
口絵巻頭
沿革編
序章1
    舵輪とライオン3
    帝国ホテル前史12
  第1章 波瀾万丈の船出(創成期)33
  第2章 刷新のビジョンと展開141
  第3章 ライト館の時代始まる225
  第4章 花開く国際観光291
  第5章 戦時下のホテル経営391
  第6章 ホテル受難時代453
  第7章 ホテル新時代への基礎確立533
  第8章 飛躍のための始動599
  第9章 世界の一流ホテルへの道665
  第10章 21世紀の都市ホテル目指して761
  終章 新たな歩みを、変わらぬ心で877
中口絵/設備紹介
資料編911
  年表943
  索引(一般事項)990
  索引(人名)1001
主要参考文献巻末
資料提供・取材協力いただいた方がた巻末
あとがき巻末

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。