情報資源センター・ブログ

情報の扉の、そのまた向こう

公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『青淵』第783号(2014.06)

渋沢栄一記念財団機関誌『青淵』の最新号が刊行されました。
渋沢栄一および財団関連記事は以下の通りです。

  • 渋沢栄一のことば】 …… 表紙裏
    • 春述懐  栄一
        月花の浮世のさまはいかがあらむ
         春や昔の老いのあかつき   (明治三七年)
    • 渋沢栄一訓言集』より
      ○ 学問すなわち実務、実務すなわち学問である。学校で学ぶ学問は、のちに学ぶ実務の下拵(ごしら)えである。ゆえに人は死ぬまで学問と考えなくてはならない。
       学校と社会、学問と実務、などと引き分けてしまえば差別はつくようなものの、学校で稽古するだけが学問で、それから先は学問でないと考えたら、宋朝学者のように、学問を修める人は、ただ学理を研究するだけで、実際を顧みず、また実際の事に従う人は、学問を閑却し、学問を修めるとかえって実務の邪魔になると言うようにならぬとも限らない。学問を離れて実務なく実務のほかに学問のあるわけなく、一にして二、二にして一で、これを引き離して考えるのは、大間違(おおまちが)いである。つまり学問は実務を助けるから必要なので、学問と実務とは、終始離るべからざるものとして、生涯講習しなければならない。
  • 渋沢栄一訓言集』より …… p.12
  • 都内の美術館・建物巡り歩き : 築地・明石町界隈の巻 / 井出昭一 …… p.30-32
  • シンポジウム「グローバル資本主義の中の渋沢栄一」を開催 …… p.38-39
  • 渋沢栄一関連会社社名変遷図 〔70〕銀行:近畿・四国 …… p.40
  • 『青淵先生訓話集』より …… p.41-43
  • 【渋沢財団 研究部だより】 No.373 …… p.47-46
  • 【史料館の窓】 渋沢敬三没後五〇年をふり返る …… p.48