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公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターがお送りするブログです。
渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。

 『東京商工会沿革始末』 【東京商工会, 1892序】

団体名

京商工会 [Tokyo Shokokai]

書誌事項

京商工会沿革始末 / 東京商工会残務整理委員編纂
 [東京] : [東京商工会], [1892序]
 63, 19p ; 22cm
 注記: Title in romaji: Tokyo Shokokai enkaku shimatsu ; 送付状の年月: 1892年5月 ; 縦組み

会社沿革と社史メモ

 明治初期に東京府は商工業奨励のため業者団体の設立を目指し、1878年(明治11)東京商法会議所設立、会頭は渋沢栄一。1883年(明治16)農工商関係の事務を統合する政府の産業政策により東京商工会に改編。商工会は商業、工業、金融、運輸の景況調査を実施、また商工業発展のための種々の建議を行う。1890年(明治23)商業会議所条例が制定され翌年東京商業会議所が設立したことで、東京商工会は解散。翌1892年(明治25)には残務整理が終了し『東京商工会沿革始末』が刊行された。
 本書は江戸時代から公益事業を担った町会所、東京営繕会議所、東京会議所の3機関と、その流れをくむ東京商法会議所について概略を記述した後に、東京商工会の設立起因から解散残務終了までの沿革をまとめている。附録に会員名簿や会計書類等あり。
 [東京商業会議所は1928年(昭和3)東京商工会議所に改組]

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外部機関の所蔵データほか

CiNii Books / Worldcat / NDL Search / Webcat Plus / Googleブックス 1,2

参考リンク

*このエントリーは、実業史研究情報センターのサイトで公開している「社史紹介」に先駆けて「速報版」として公開するものです。